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「おはようございますー！」
予定より少し早めに現場入り。
見知ったスタッフさんばかりだから簡単に事情を説明して、挨拶をする。
そろそろ皆さんいらっしゃる頃だと思うけど・・
『安田さん、丸山さん、おはようございます！』
スタッフさんの声を聞いて、わたしも控え室の前で出迎える。
「おはようございます、今日はよろしくお願いします！」
私の顔を見た瞬間、驚いた顔をするお二人。
安「あれ！Aちゃんやー！」
丸「他のグループから来てもらうって言われてたマネージャー、Aちゃんやったんや！」
「はい、よろしくお願いします！」
その２人に付いていたマネージャーの子に、控え室の中で今日のスケジュールを聞く。
瀬戸くん、というわたしより年下の男の子で、マネージャー歴は一年足らず、普段は安田さんの担当らしい。
瀬「よろしくお願いします！」
「いやいやいや、こちらこそよろしくお願いします」
礼儀正しくて、ハキハキしてて爽やかな子。
後輩が出来たみたいで嬉しい。
錦「おはよー。・・ん？」
渋「お、なんやお前大倉の彼女やんか」
眠そうに入って来た錦戸さんと渋谷さん。
「おはようございます、違いますよ」
瀬戸くんもいるんだから、変なことを口走らないで欲しい。
そして、その２人に付いてたこれまた若い男の子。
南くん、というらしく、マネージャー歴は半年。
・・なんでこのグループは担当マネージャーが新人ばかりなんだ！？
まぁ、このグループのチーフは敏腕で有名だから教育の一環だろうけど。
村「おはよー」
横「おはよ、って、えっ、だれ？」
「臨時で来ました、田中です」
そうやったそうやった、と飲み込みの早い村上さんと、何故か顔の赤い横山さん。
あと残るのは・・
大「おはようー。・・って、え？なんで？」
「あ、どうも・・」
そう、大倉さん。
会いたいようで、会いたくなかった人。
「マネージャー足りないみたいなので、臨時で来ました。今日一日よろしくお願いします」
今日は大倉さんと仲良しの、北山さんのマネージャーとしての私じゃない。
お友達、でも飲み仲間、でもない。
マネージャーとタレント。
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作者名：Seno | 作成日時：2017年8月13日 1時
