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大倉side
安「・・やってもうたな」
大「ほんま最悪・・嫌われたかも・・」
昨日から今日にかけての出来事をヤスと、近くに居た亮ちゃんに話した。
勝手に人の家のソファで爆睡したのもやばいけど、そのあとAちゃんのベッド占領して寝てたのがほんまにやばい。
それと、寝てるAちゃんに、勝手にキスしてしまったこと。
安「で、朝起きたらAちゃんは居らんかったんやろ?」
大「多分仕事行ったんやと思うけど・・」
アラームも、俺が起きる時間に設定し直してくれてたお陰で、遅刻せずに来れた。
リビングに行ってみると、書置きがしてあって。
" おはようございます。
私は仕事なので先に家出ました。
鍵はポストに入れておいてください。
あと、昨日渡しそびれたものです。 "
安「で、チョコ置いといてくれたんや」
大「せやねん。あーほんまに俺って最悪や。」
錦「俺からしたら惚気に聞こえるけどなぁ〜」
大「はぁっ!?どこが!」
錦「俺やったら、嫌いなやつが隣に寝てたら叩き起こすかベッドの下に落とすし、そんなそこそこいい値段のチョコくれたってことは、な?」
大「・・確かにそうやけどさ」
安「亮の言う通りやと思うで?まぁ、昨日までは少なくともよく思ってくれてたんちゃう?(笑)」
大「もう今は嫌われたみたいな言い方やめろやぁ〜」
なんて連絡したらええかも分からんくて、まだ謝りのラインもしてないし。
でも、俺がちゃんと起きて戸締りして出てったか不安やろうし・・
早めに連絡したほうがええよな。
【Aちゃん、ほんまに昨日はごめんなさい】
【今度ちゃんと会ってお礼と謝罪したいです】
【あと、ちゃんと戸締りして出ました】
あーこれで既読無視とかやったらどうしよう。
その後すぐに呼ばれて、収録が始まってしまったから、返信は確認できんくて。
Aちゃんに、ちゃんと伝えればよかった。
好きやってこと。
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作者名:Seno | 作成日時:2017年8月13日 1時