検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:322,070 hit

3 ページ3

.





そう告げると、楽屋の入り口に立ったままの大倉さんがますます不思議そうな顔をした。







大「・・ここ北山の席?」






「あ、そうです」






そう返事すると大倉さんは、北山さんの隣の席




すなわち私の斜め向かいに座った。






「コーヒー飲みますか?」





さっきリハ中に買って来た某人気コーヒーショップのコーヒー。





私の分だったけど、いいや。






大「ええの?自分の分やったんちゃうん?」






「いえいえ、どうぞ」






大「ほんま?ありがとう、頂くわ。」





コーヒーの入ったカップを渡すと、思いの外柔らかい笑顔。





チラッと横目でコーヒーを飲む大倉さんを見ると、目が合った。






大「あのさ、名前聞いてもええ?」





「あ、田中 Aです」





大「Aちゃん。」





「えっ」





いきなり名前で呼ばれて、変な声が出た。





職業柄イケメンには慣れてるけど、初めて間近に見るとやっぱり少しドキッとする、かも。





大「ん、俺なんか顔についてる?」





「あ、いえすみません。」






ついじっと凝視してしまっていた。






すっと鼻筋の通った大人っぽい端正な顔立ち。






本当に北山さんと同い年・・なの?







北「ただいまー。あれ、大倉来てたの?」






大「お前どこ行ってたんー?あ、これAちゃんから頂きました」






北山さんが帰ってきて、大倉さんの隣に座る。






「あ、これ北山さんのコーヒーです。」






北「ありがとうー。Aちゃん大倉になんもされなかった?」





大「してへんよ!印象悪いわぁ〜」






北「だって初対面でしょ?なのに大倉もうAちゃんって呼んでるし」





大「ええやん。北山もAちゃんって呼んでるやんけ」





北「だって俺のマネージャーだもーん」






ねーっ、と小首を傾げてくる北山さん。





31には見えません・・・。







「じゃあ私席外しますので、ごゆっくり」







久しぶりにお二人でお話ししたいこともあるだろうから、スケジュール帳を持ってチーフマネージャーのところへ。






少しでも、休みが取れるといいんだけど。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (134 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
584人がお気に入り
設定タグ:大倉忠義 , 北山宏光,安田章大,宮田俊哉 , 関ジャニ∞   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Seno | 作成日時:2017年8月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。