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美門side

隣の席の小木のところに、2年生の転校生として話題の石原雅也が来た。しかも、名前呼びだったし、お弁当も一緒に食べるようだったし、いろいろ変だな、とは思ったけど、とりあえず部活に向かった。

でも、そこでも変だった。その2人と、隣のクラスの転校生、柊木怜と話し込んでた。

少し好奇心が疼いた俺は、休憩の合間に近寄ってみた。





「________早く取り締まらないと、今後何が起こるかわからないし。」





取り締まる?何がだ。少し気になったが、聞き間違いかもしれない、と軽く流した。





「とにかく、奴らのことを、地道に捜査し続けよう。な、歩!」


「うん……。」





捜査?さっきから、取り締まるとか捜査とか、まるで警察官のような会話だな。

いろいろ考えてると、突然、柊木怜が立ち上がった。






「おいっ!今そこにいたのは誰だっ‼」





やべっ。そう思い、さっさとその場を離れて、何事もなかったように基礎練を始めた。

すぐにこちらに来たようだったが、俺だとは気づかず、校舎に戻って行った。

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作者名:梨花帆 | 作成日時:2018年8月16日 21時

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