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ー王騎城ー
王騎 「A、今、帰ってきましたよ。」
A 「父上！！お帰りなさいませ。」
王騎が自分の城に帰ってくると、愛娘が満面の笑みを浮かべながら駆け寄ってきた。
だが、剣の稽古をしていたのだろうか。
所々、服に砂がついていた。
それでも、彼女の美しさは際立っていた。
王騎 「今日もまた剣の稽古をしていたのですか？」
A 「はい。
ところで父上、此度の戦、父上が総大将をなされると伺ったのですが？」
王騎 「さすがあなたの闇風隊は情報収集が早いですね。
そうですよ。
今回は私が総大将を担います。
帰ってきて早々ですがね…」
A 「父上、今回ばかりはおやめください。
母上が亡くなったあの時のように嫌な予感がするのです。
どうしても行くと言うのであれば、私も一緒に連れて行ってください。」
王騎 「大丈夫ですよォ。
必ず帰ってきます。
私が一度でもあなたとの約束を破ったことがありましたか？
今回はあなたは城にいてください。
城を守るのも大切な役目ですよ。」
A 「父上……」
騰 「姫、我らも殿についておる。
だから、安心なされよ。
殿のことは、我らが必ず守る。
それに殿が強いことは誰よりも姫ならわかるだろう？」
A 「……………わかりました。
必ず、必ず、戻ってきてください。
騰あなたたちも無事に帰ってくるのですよ。」
「もちろんですよ。」
「はっ！」
どれだけ周りや王騎が言ってもAは不安は拭い去ることができなかった。
だが、彼女にできることは、ただ自分のこの不安が杞憂に終わることを願うだけであった……
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イルカ - mythosさん» ありがとうございます！更新諦めていたのでとっても嬉しいです。もう一度更新頑張ってみます！待っていてください。 (2021年4月26日 17時) (
レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - 凄く面白かったです！亀更新なのは残念ですが、再更新するの楽しみにしています！ (2021年3月25日 22時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
イルカ - ネネコさん» ありがとうございます！！更新がカメのように遅いですが頑張ります！ (2020年11月15日 20時) (レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
ネネコ(プロフ) - とても面白かったです。 (2020年11月14日 21時) (レス) id: 222afd864b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルカ | 作成日時：2020年10月24日 20時
