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信と漂の過去を捏造します。

〜回想〜

信と漂は家が近くで生まれた時からよく遊んでいた。

しかし、村の近くで起こった戦に巻き込まれ、村は火に包まれ、2人の両親はそれぞれ亡くなった。

信と漂にも魔の手が迫っていた。

漂 「信、早く逃げないと。」

信 「あぁ、こんなところで死んでたまるか。」

2人はひたすら走った。

だが、まだ幼い2人はすぐに敵兵に見つかってしまった。

「おい、ここに子供がまだ生きてるぞ。」

「早く殺そうぜ。」

「子供を殺すほど楽なことはねぇな。」

迫りくる刃に2人とも死を覚悟した。

目を瞑ったが、痛みはこなかった。

2人とも恐る恐る目を開けてみると、そこには、自分たちを殺そうとした男たちが地面に倒れている姿と、仮面を被り素顔こそ見えないが圧倒される雰囲気を持つ人が凛と佇んでいる姿があった。

その人は信と漂のほうに目を向けた。

「大丈夫か?」

その声は男の声にも女の声にも聞こえた。

「「ありがとうございました。」」

「いや、感謝はいらない。
無抵抗な民を争いに巻き込み挙げ句の果てに殺そうとする奴らが許せなかっただけだ。」

「「あなたは一体……」」


「私の正体は詳しくは言えないがしばらくすれば、私の部下がくるだろう。
その人たちとともに逃げなさい。」

そう言うとその人はさっそうと馬に乗り去っていった。

しばらくすると、その人が言ったように人が来た。

「君たちか、あの方が仰ってたのは。」

「「えっと……」」

「心配しなくていい。
僕はさっき君たちが一緒にいた方の部下さ。」

そのまま、信と漂は安全な村へと送ってもらった。

「じゃあ、気をつけるんだよ。」

「「あの、あなたの名前とさっき僕たちを助けてくれた人の名前は何ですか?」」

「僕の名前は光風。
あの方の素性は明かせないが、あの方はA将軍だ。
とっても強い方でねぇ、あの方の部下はみんなあの方に絶対的な忠誠を誓っている。
僕たちからみたらあの方は天下の大将軍になられる方だね。
だけど、今は戦に出るのをやめてしまってね。
だから、君たちがあの方に助けられたのは本当に幸せなことだよ。
と、おしゃべりはここまでにして、僕はもう行くね。
じゃあ、気をつけて。」

「「ありがとうございました」」

この日、信と漂は、天下の大将軍になって、A将軍と共に戦えるようになりたいと決心した。

いつか、また、A将軍に会えることを夢見て……

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イルカ - mythosさん» ありがとうございます!更新諦めていたのでとっても嬉しいです。もう一度更新頑張ってみます!待っていてください。 (2021年4月26日 17時) (レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - 凄く面白かったです!亀更新なのは残念ですが、再更新するの楽しみにしています! (2021年3月25日 22時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
イルカ - ネネコさん» ありがとうございます!!更新がカメのように遅いですが頑張ります! (2020年11月15日 20時) (レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
ネネコ(プロフ) - とても面白かったです。 (2020年11月14日 21時) (レス) id: 222afd864b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イルカ | 作成日時:2020年10月24日 20時

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