千の夜をこえて (ページ19)

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ep.19 ページ19

堂安「どこ行くか決めた？」

『んー、、、律くんとならどこでもいい…かな』

堂安「…/// 」

『笑笑』

-お昼-

「ねぇ、先輩が呼んでるよ」

廊下に立ってたのは2つ上の先輩だった

トイレに連れていかれた私はこう聞かれた

「律とつきあってんの？」

『…』

「何て律に言ったの」

『…ぇ…』

「あんたが律と付き合えて私が付き合えないっておかしいでしょ」

ー

碧「パフェよりハンバーグが好きだからなー」

堂安「そうなん？！」

ソラ「Aが、、、先輩の、、、」

碧「落ち着いて、どうした？」

ソラ「3年生の……三井さんに……」

堂安「？！？！？！」

碧「律！」

ー

三井「調子のんなよ」

はぁ…

結局また水に濡れた私はあの時と何も変わってない

抵抗することもせずやられるがまま

自分に自信を持つために頑張ったのに

ー

堂安「おい！」

三井「律！」

堂安「Aに何した」

三井「別に…ただあんたと律は釣り合わないって教えただけ。田中碧の妹だからって図にのってるから」

堂安「俺がお前と付き合うとでも思ったん？」

三井「私たちヤッた仲なんだよ？」

堂安「もしかしてそれAに…」

三井「驚いてたよ笑涙流しながら」

堂安「……お前、ほんっとクズだな。自分のやってる事恥ずかしいことやと思えよ」

ー

何で……

ここでの律くんとの思い出は、律くんがゴールを決めたあの日だけなのに

それ以外の律くんと過ごした時間を思い出してしまう

…………今まで泣かなかったのに

何で今は……涙が出るんだろう……

律くん……会いたい……

助けて…………

＂……！！＂

＂A！！！＂

律くん……

堂安「A！！！」

走って私を抱きしめてくれた

堂安「ごめん。ほんとにごめん」

『………今までこんな事されても何も思わなかったのに…何でかわかんないけど…悲しくて…悔しくて…怖かった……律くんが離れていくんじゃないかって………』

堂安「離れるわけないやん」

『……律くんに……会いたい……って思った……』

堂安「すぐに助けてやれんくてごめんな…。もう俺がおるから大丈夫や」

『…………っ……』

ー