act.3 ページ4
顔合わせが終わり、それぞれが個人で話したりしている。
私はというと、いつも通りに役者と話してその人の実際に話した雰囲気や印象を元に脚本を直すために軽い挨拶回りをしている。
初めての人もいれば、そうじゃない人にも軽い挨拶と話をさせてもらう。
その時、その時に感じた印象を大事に書き直したいから。
だが、それでも仕事だと割り切り切ろうとしながらも中々行けない人が一人だけいる。
主演である宮舘涼太。
SnowManの中でも私が推しているアイドルだ。
ライブだって行ったし、YouTubeは毎回チェック。
彼の出ている番組はリアルタイムを心掛け、どうしても難しい時は録画で毎回見ている。
そんな憧れの人と一緒に仕事ができると言うのに......、私はというと顔合わせの挨拶の時に目が合った瞬間に恥ずかしすぎて目を逸らしてしまった。
失礼な態度を取りたくない、そう思っていたのにやってしまった。
仕事なので、落ち込んでいるとわからないようにしているが、本人に声を掛けようとするとする度に思い出してしまい、別の方向へ逃げてしまう。
このままではまずい、主演としてやってもらうのに彼のイメージがSnowManの宮舘涼太というだけで終わるのはダメだ。
宮舘涼太という人をみて、感じて、その上で脚本を直したいんだ！
机の上に置かれた飲み物を一気に飲み干し、彼の元に行こうとすると後ろから声を掛けられた。
「あの、少しお話よろしいですか？」
品があり、低く、どこか色気のあるその声の持ち主は先程まで話すと決めた相手で。
突然の出来事に驚いて、私は飲み物で噎せてしまった。
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Beniimo0208(プロフ) - >みなみ様 コメント及びご指摘ありがとうございます。こちらの確認不足でしたので、修正させて頂きました。今後も見守っていただきますと嬉しく思います。 (2021年1月17日 15時) (
レス) id: 7085968988 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続きが、気になります。27話が、抜けてます。 (2021年1月17日 10時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅芋里芋薩摩芋 | 作成日時：2021年1月13日 5時
