78話・愛し合う自分達 ページ43
『君にはさ、大事な人……いる？』
いるよ、目の前に。
君だと言いたい。
けれど言えない僕がいる。
野坂「いますけど……。」
『それって、自分の好きな人とか？』
彼女が悪戯の笑みを浮かべて言う。
狙っている事が分かる。
今の彼女なら言っても……大丈夫だ。
野坂「うん。僕の彼女。」
『リア充かぁー、良いね。』
野坂「そういう貴方はどうなんですか。」
『ふふ、秘密。』
自分じゃ分かっていないから、秘密と言ったのだろう。
彼女が何歩か離れて、振り返った。
風でたなびく髪と、ワンピース。
綺麗だ。
やはり、彼女は女神のようだ。
彼女の手は人指し指だけ出ていて、手を口元に置いた。
『悠馬に決まってるじゃん。』
静かに、髪は戻った。
微笑む彼女は、僕の知っている、
大切な大切なAだった。
『はい、また出会えたかと思えば、また記憶を無くしてたドッキリでしt……？！』
思いっきり、抱き締めた。
野坂「ドッキリとか、許さないから。」
『……え、ごめんね……。』
野坂「心配した……。怖かった……。」
『……！』
僕の目からは、涙が流れていた。
ふと、背中に彼女の腕が回る。
『ごめん……なさい……。』
彼女も泣いている。
僕達を夕日が照らした。
離れれば、僕が彼女を引き寄せて、キスをした。
彼女は、大きく目を開いて驚くもんだから、面白くなってきてしまった。
『不意打ちだよ……!!』
野坂「いいんだよ、可愛い可愛いAだから。」
『悠馬を許さん。』
野坂「許さないんだったら、今夜は待っててね。」
『え、悪戯でもしに来るの？』
野坂「はぁ……。」
『ななな、何でため息なんてつくのさ！』
野坂「仕方ない……一緒にお風呂でも入ろう。」
『へ、変態っ!!』
彼女に手を出したくてしょうがない。
けど、純粋な彼女を汚す訳にはいかない。
でも、今はまだ………
いいのかもしれない。
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ろーだ(プロフ) - 千さん» あざっす！頑張りますね！ (2019年7月1日 19時) (
レス) id: b69bfe3aa0 (このIDを非表示/違反報告)
千 - はい！ろーださんの事応援してます!! (2019年7月1日 19時) (レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
ろーだ(プロフ) - 千さん» マジですか！？いやぁ光栄ですなぁ（≧∇≦）イナイレのキャストって、脇役でも割と豪華だったりするので、毎週の楽しみの一つです！お互いに更新頑張りましょうね！ (2019年6月30日 21時) (レス) id: b040f787bf (このIDを非表示/違反報告)
千 - ろーださん» 初めまして!コメントありがとうございます!ろーださんの事ご存じです!作品のファンです！私の仲間でしたか(笑)キャスト一覧見れば早かったんですね……!今度から参考にさせてもらいます! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
ろーだ(プロフ) - はじめまして！自称空から降って来た駄作者のろーだです！この作品好きですわぁ……あっ、ユーリについては私も完璧に女の子だと思っていたのでご心配なく☆1週間前のエンディング(キャスト一覧)を見て、やっと男の子だと気付いたので(｀・ω・´)← (2019年6月30日 0時) (レス) id: b040f787bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mari5/
作成日時：2019年6月17日 17時
