先生!!殺していいですか？ 5th

43時間目 棒倒しの時間 ページ13

山田 涼介side



『1000mはA、B、C組がリードを許す展開!!



負けるな我が校のエリートたち!!』



体育祭でも相変わらずのアウェイ感



だけど悪い気はしない




殺せんせーが沢山写真を撮ってるし



殺せんせー「ヌルフフフ。



この学校の体育祭は観客席が近くていいですねぇ。



ド迫力を目立たずに観戦できます」




涼介「目立ってないかはギリギリだけどね」




マリウス「でも、トラック競技勝利くん以外苦戦してるね」



勝利くんは1000mで圧倒的な差をつけて走ってるけど他のみんなはそこまでいかない



マリウス「2位は取るけど陸上部になかなか勝てない。



暗殺訓練で結構自信ついてたんだけどな〜」




烏間「当然だ。



キミらも万能というわけではない」



けど、訓練の成果は思わぬところで発揮される




淳太「照史ー!!



パンは目の前やー!!」




照史「おっしゃー!!」




食べ物が近くにあることを知った照史くんの足が早くなったり




健人「早く!!



爆弾作るのに頭がいっぱいか!?」




風磨「うるせぇ!!



お前もたまには自分で行動してみろ!!」




…健人と風磨は文句を言いながらの二人三脚





『なんだあのチビ!!』




侑李「チビじゃないし」



知念は網抜けをスイスイ進んでる



そろそろ棒倒しの時間だ




智洋「…どうしよう。




俺のせいで皆が痛めつけられたら」




神ちゃんは緊張している




殺せんせーはカメラを構えた



皆神ちゃんの近くによって思い思いのポーズをする




殺せんせー「キミが劣勢(ピンチ)に陥った時も…皆が共有して戦ってくれる。



それが神山くんのいいところです。




先生もね、二宮くんよりもキミの担任になれたことが嬉しいです」





『両者整列!!』




号令がかかった



神ちゃんの顔は元に戻る



宏太「よっし、皆!!




いつも通り殺る気で行くぞ!!」

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