Six ページ8
しえみが起きた。
「!っ、月乃。」
「お母さん、心配してたよ。」
「な、なんで…酷いのはお母さんだもん!!」
しえみは叫んだ。
「私はこのお祖母ちゃんの庭を、守るって決めたんだから…!」
しえみは叫ぶ、でも私には小さな子供の泣き声に聞こえる。
「……いつまでも、見えない何かに縛られるなよ!!」
「だって…私が早く帰ればお祖母ちゃんは死ななかった!!お祖母ちゃんは私のせいで死んだの!!」
この子は私の…昔の私にそっくりだ。
「だから私はお祖母ちゃんの庭を守りたいの!!」
この子が私に似ているからこそ、私しか助けられる人はいない!!
体の傷は治せても、この子の心の傷は私しか治せない!!
「しえみ、だったらお母さんに心配かけさせるなよ!しえみがやりたいのはアマハラの庭を探すことでしょ!?貴女のお祖母さんは行くなって言うの!?」
《しえみが大きくなったら》
「ううん、言わない。言わないよ!!私、バカだ!もう足が動かないよ…!!」
しえみは泣きながら言った。
この子は必死に悔やんでたんだ。誰にも言わず、一人で耐えて…だから悪魔に取りつかれた。
「雪男に祓って貰おう？絶対治るから…」
「そうですよ。今から見ます。」
いつの間にか雪男が居た。
「雪ちゃん…」
＜約束を破る気？ゆるさない…＞
しえみの足が膨らんでまるで根の様になった。
しえみは恐怖で気絶してしまった。
しえみに絡み付く巨大なパンジーの花が言う。
＜あたし達は一生一緒…ずっとこの庭で生きて行くのよ…きゃははははははははははははははは!!!＞
「雪男、ここは私に任せてくれないかな？」
雪男は何も言わずに頷いた。
「しえみには辛いだろうから雨の炎のコーティングをした嵐の炎を使うか…」
私は手を前に出した。
すると、掌から水色かかった赤い炎が出てきた。
その炎をパンジーにかざして放った。
しえみに触れても分解されない様に雨の炎を混ぜたものだ。
うまく行ったらしい。パンジーだけ叫び声をあげて消え去った。
しえみはお母さんと仲直りすることができた。
良かった。
それからしえみが祓魔塾にきた。
しえみはしえみなりに前を向いている。
それがとても嬉しかった…
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rei - 虹の祓魔師【青の祓魔師】Remake1のパスワード教えてください。お願いします！更新がんばってください！ (2019年9月7日 14時) (
レス) id: 18b5c09236 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです！気に入りました！更新待ってます！ (2017年9月11日 7時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
田崎ユリナ - アルコバレーノ最高ジャ！続キガ気ニナルカラ更新シテ！ (2017年1月8日 16時) (レス) id: 087e77f5b6 (このIDを非表示/違反報告)
ランボ(仮) - 行間をあけすぎ。 文末が同じ様になっていてマジで作文状態。 心理描写が少ない。原作読んでるからって短くて良いの？(〜〜に〜〜された。)では、何故そう言ったのかもわからないしその時の言葉が重要だったりするのに省いてある。 今一度見直して欲しい。 (2015年6月27日 22時) (レス) id: 6a02f06671 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 成り代わりっすか… (2015年6月21日 10時) (レス) id: 454a613fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼神雪華 | 作成日時：2015年2月15日 17時
