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YOU
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七「こちらは、自分からのお返しです」
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「え…!?」
「バレンタインにもらってるのにっ?」
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七「それはそれ、これはこれですよ」
「なんか悪いよ、本当に」
七「そうおっしゃらないでくださいよ」
七「受け取ってくださることが、本望ですので」
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ミニブーケとはいえ、
白いバラがメインに作り込まれていて
それなりの値段がしそう。
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でも、せっかく茨くんが
こう言ってくれているわけだし、
私も折れて、それを受け取った。
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七「しかしまぁ、タイミングはあれですが、」
七「花を送った方は未だいらっしゃらないでしょう」
「早々いないでしょ」
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ちょっとでも自分が
優位になれる部分を見つけて
何だか嬉しそうな茨くん。
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どさくさ紛れで調子良く伸びてきた手が、
私の髪をさらりと撫でる。
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流れるようなその指が
輪郭線に沿ってはう。
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そして、ひとこと。
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七「伊達に自分はあなたの“好きな人”ではないですね」
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「…え?」
「え、ちょ、うそっ」
「聞いてたのっ?」
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慌てる私。
「どうでしょう?」と笑う茨くん。
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そのまま、顔が近付いてきて___。
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ちなみに、白いバラの花言葉って
『私はあなたにふさわしい』らしい。
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めちゃくちゃ自信満々。
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でもそういうところが、いいんだよね。
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。。。。。
バレンタインに引き続きの
ホワイトデー短編でした◎
純粋にAさんと茨くんに
いちゃこらして欲しくて書きました(笑)
これを短編というのかは、
大目に見てください(^^)てへ(笑)
。。。。。
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じまさき(プロフ) - kazu-mochiさん» いつもありがとうございます◎こちらは不定期にはなりますが、本編とはまた違ったお話をいろいろ載せていくつもりです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 続編おめでとうございます!本編が暗くなっていますが、とてもほっこりしました(*^-^*)詰襟の茨くん…良いですね!!妄想が膨らみます!本編はもちろん、こちらの短編集も応援してます!! (2021年3月14日 11時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまさき | 作成日時:2021年3月13日 23時