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___ ページ2

YOU









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講堂の1階は主に卒業生と在校生


教師陣、そして一部の


来賓用に席が設けられていて。









卒業生席の1番前の角に


茨くんの姿があった。









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巴「確か、卒業生代表挨拶をするとか何とか言っていたね」








「ふぅん」









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そういう役回り好きそうだもんね。









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なんて、ぼんやり考えているうちに


開式の時間になった。









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《 卒業生、答辞。 》








《 代表、3年S組、七種茨。 》









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プログラム通り、式は滞りなく進んで。









司会のアナウンスが入り、


茨くんが登壇する。









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七「春の訪れを感じるこの良き日、」








七「私たち一同は無事、卒業を迎えることができました」









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左胸に、小ぶりな花飾りを付け


淡々と返礼の言葉を


読み上げていく茨くんを見るのは、


何だか、不思議な感じ。









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普段こそ、調子の良い


一丁前な口をたたくけど、


こういう学生らしいことも


しっかりこなせる。









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「…やるじゃん」









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ボソッとひとりごとが出た。









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乱「根はかなり真面目な子だからね、茨は」









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そんな私のひとりごとに


反応する凪砂くん。









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「そうだね」








乱「見直した?」








「まぁ」








乱「惚れ直した?」








「…あのねぇ、」









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ジロリと横目で見ると、凪砂くんは


口元を手で抑えて、小さく笑っていた。









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___→←___卒業ですが!(IBARA.S)



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設定タグ:あんスタ , Eden , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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じまさき(プロフ) - kazu-mochiさん» いつもありがとうございます◎こちらは不定期にはなりますが、本編とはまた違ったお話をいろいろ載せていくつもりです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 続編おめでとうございます!本編が暗くなっていますが、とてもほっこりしました(*^-^*)詰襟の茨くん…良いですね!!妄想が膨らみます!本編はもちろん、こちらの短編集も応援してます!! (2021年3月14日 11時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じまさき | 作成日時:2021年3月13日 23時

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