___卒業ですが!(IBARA.S) ページ1
YOU
−−−−−
.
「男の子ばっかり」
乱「フフ、それはそうだね」
乱「この学園は、男子校だから」
.
私のありきたりな感想に
隣に座る凪砂くんは、クスッと笑う。
.
.
巴「あ、いたいた!」
巴「Aちゃん、凪砂くん…!」
.
手を振り、駆け寄ってくる日和くんと
その後ろにはジュンくんもいた。
.
.
漣「なんか、変な感じっスねぇ」
漣「俺も卒業する側なのに、」
漣「茨の卒業式を見に来るなんて」
.
「玲明は来週だよね?」
漣「はい」
「私、そっちも行こうかな」
漣「それはそれで、恥ずかしいっスけど…」
.
ジュンくんは、人差し指で
自分の鼻先を掻いていた。
.
.
私たちが今いるのは、
秀越学園の講堂の2階席。
.
実は今日、秀越学園の卒業式で。
凪砂くんから「みんなで行こうよ」と
謎のお誘いを受けて、
茨くんに内緒でこっそり見に来ていた。
.
.
このシーズンは大抵、
卒業式だったりのイベントごとの
日程が被ったりもするけど、
秀越学園と玲明学園はそれぞれ
事務所の広報部や
各種メディアを招待する都合で
上手く調整をしているらしい。
.
.
乱「あ、」
.
乱「あそこに茨がいるね」
.
.
凪砂くんが、1階席を指差した。
.
.
191人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じまさき(プロフ) - kazu-mochiさん» いつもありがとうございます◎こちらは不定期にはなりますが、本編とはまた違ったお話をいろいろ載せていくつもりです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 続編おめでとうございます!本編が暗くなっていますが、とてもほっこりしました(*^-^*)詰襟の茨くん…良いですね!!妄想が膨らみます!本編はもちろん、こちらの短編集も応援してます!! (2021年3月14日 11時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じまさき | 作成日時:2021年3月13日 23時