【あんスタ】僭越ですが！《七種茨》（８）

｡｡｡323 ページ29

NAGISA









−−−−−−









.









巴「 な ぎ さ く 〜 ん 」








乱「…？」









.









.









それぞれの学園が放課になり、


Adam専用ルームにEdenが集い始める時間帯。









定位置のソファで


考古学の学術書を読んでいたら


隣にいた日和くんが、ふと


私の顔を覗き込んできた。









.









.









巴「毒蛇は一体、どういう風の吹き回し？」









.









乱「…え？」









.









何だか不服そうに頬を膨らます日和くん。









.









.









七「玲明学園の定期試験の日程なのですが、」







漣「あぁ、なんかずらすかもって言ってましたね」









.









その視線の先には、


ジュンと積もる話をする茨の姿。









.









.









巴「最近、Aちゃんに擦り寄っている気がするね！」









.









巴「ふたりがケンカをしなくなるのは良いことだけれど、」








巴「あまりにも毒蛇がAちゃんに近接なのは、」








巴「何だか、悪い日和！」








巴「Aちゃんは、僕といちばん仲良しなのに！」









.









.









どうやら、茨のAさんに対する言動が


気に入らないらしい。









.









.









乱「…………。」









.









そう言われて、手をあごに添え


私もここ最近の茨を懐古してみる。









.









.









乱「…確かに」









.









乱「日和くんの言う通り、」








乱「近頃のふたりの関係は少しずつ、変化している」









.









.








心当たりはいくらでもあった。









.









.

｡｡｡324→←｡｡｡322

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す