アイツの背中 ９

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やっと一つになれる・・・









今までの我慢が大爆発。

終わった後、
シャワー浴びてからも、
ずうっと離れられへん。


ベッドの中。

せっかく着た部屋着はまた脱がせて、
べたべた触って、
カラダ中、キスしてたら。

Aが、くすぐったそうに笑う。


「忠義、もう寝ようよ」

コイツに夢中になってるうちに、
いつの間にかもう夜中。


「Aは寝てええで？
俺は触っとく。
でキスもしとく」


言うたら。


「そんなのされてたら眠れないよ」

Aから苦情がきた。


「だってさあ。
ずっと我慢しとってんもん。
偉かったやろ？」


言うたら、
きょとんてされた。


「忠義、我慢してたの？」


「当たり前やん。
こんな長い間。
けどAの身体が心配やしさ。
いつからしてええんかとか、
分かれへんかったし。
こんな時にそんなん言うたら軽蔑されるかなあ思ったし」


「そうなんだ・・・」


A、ちょっと嬉しそう。

「そうや。
めっちゃつらかったし」

もうかっこ悪くてもええわって。


そしたら。

「なんだ、心配して損した」

言うねん。


「A、どう思ってたん？
なんかさっきも聞いてたやん。
そんな風に見られへん？とか、
そんな気にならん？とか」


「あんな事あって、
私の事、女としては見られなくなったのかなって考えてた」


そんな不安に思っててんや・・・

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