樹さんごめんね ページ11
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浴室を出て、服を着替えると近くに置いておいたスマホがピコンッと音を立て光った
ちょうどメールが来たみたいだ
なんだろう、と思いながらスマホを掴み、共同スペースへ戻る
慎太郎「あ、A戻ってきた」
「…あ、」
メールに気を取られていたから忘れていた
共同スペースに戻ってしまったらさっき逃げた意味が無いじゃないか
北斗「馬鹿なの？あんた」
北斗さんにイライラするも
返す言葉がない
優吾「ちょっと北斗(笑)
ほら、こっちおいで」
早く部屋から出ていきたいのに、
優しいけどいらない気遣いをしてくれた高地さんの笑顔が可愛いせいで
ソファに座ってしまった
樹「Aちゃん、髪乾かさないの？」
樹さんが話しかけてくる
北斗さんに注意されたからか、今回は声が優しかった
「…うん、乾かすの、めんどくさい」
さっきは怖がってごめんなさい、という気持ちを込め、笑ってそう答える
樹さんの反応は見ずに
私は再びスマホに視線を向けた
メールを送ってきた人物は私のお兄様だった
お父様とお母様からは、来ていない
きっと、まだお兄様しか気づいていないんだろう
お父様たちは私が家出したことなんて知らずに呑気に寝ているんだろうな
《お前、今どこにいる？》
お兄様からの連絡は未読無視のまま
私はメールアプリを閉じる
北斗「A、」
「…なに？」
いつの間にか後ろにいた北斗さん
急いで携帯を服のポケットにつっこむ
北斗「…髪の毛、乾かしてあげるから、おいで」
北斗さんの手にはドライヤーが握られていた
まぁ自分で乾かすのはめんどくさいしお願いしようかな…
「…うん、」
北斗さんが座っていた小さなソファに移動する
北斗さんは優しく、私の髪を撫でた
ドライヤーの暖かい風が私の髪を揺らし頬を掠める
気持ちいい
全く眠くなかったはずなのに
だんだん瞼が重くなっていく
北斗さんが何かを呟いたが
ウトウトして居た私にその言葉は届かなかった
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ひめくん - 音さん» コメント、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなってしまったこと、そしてミスが多くて申し訳ございません。全て直せたと思います！本当にありがとうございました！ (2020年5月10日 23時) (
レス) id: cfcabd81f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひめくん - ゆとりさん» コメントありがとうございます！そして返信、遅くなってしまい申し訳ございません。とっても嬉しいです。間違い直しておきました、ありがとうございます！ (2020年5月10日 23時) (レス) id: cfcabd81f0 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年3月2日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 傷つかない方法のここの台詞 北斗「まだ、あの2年残ってる。 考えれば、○○←名前が助かる方法が見つかるはず」 これ正しくはまだあと2年ではないんでしょうか？ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 変わる心情のここの部分 まだ1ヶも一緒にいない人達なのに 信頼してる これ月が抜けてませんか？ 正しくは1 ヶ月ではないんでしょうか？ (2020年3月2日 21時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひめくん | 作成日時：2019年6月1日 14時
