【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ31)

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# 甘えんぼちゃんページ31

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side 皆木

今日は朝から瀬名くんがAを預けに来た。どうやら2泊の泊まりでの撮影で連れて行けなかったらしい。それに加えて月岡さんは地方公演、万里も大学での泊まりのワークショップ、千景さん達は繁忙期で大好きなメンバーも居ない。

『……ちゅちゅゆー、らっこ』

皆木「はいよっ、と(抱) 夜になったら瀬名くん電話してくれるって言ってたからそれまでは俺たちと遊んでような？」

『にいにー、もちもちまらー？』

皆木「うーん、(苦笑) あ！俺達の劇のDVD観ないか？」

咲也たちも寂しそうなAを見てオロオロしてるからせっかくならみんなで楽しめる方が気も紛れるしな。

『にゃんにゃんー、ありしゅー』

皆木「お、いいじゃん？俺もにぼしもアリスも好きだなー♪」

瑠璃川「A、オレも一緒に観てもいい？」

『ゆっき、！いーよ？ゆっきのおひじゃー』

瑠璃川「ん、いいよ。おいで？」

珍しい組み合わせではあるけど、幸の膝の上に座って少しご機嫌になったA。他にも談話室には咲也、椋、三好さんと天馬に太一がいる。お菓子を持って来て並べると嬉しそうな笑顔が返ってきた。

『きゃっきゃ、♪♪ にゃんにゃん、かーいの♡』

瑠璃川「でしょ？オレ達の自信作だもん。 Aもあのネコの服欲しい？」

『……いーの？』

瑠璃川「うん。バカ犬、生地と裁縫道具持って来て。Aが帰るまでに仕上げる」

七尾「はいっス！ Aちゃん、楽しみにしててね」

『ふふっー？ありあとー♪』

いつの間にかご機嫌になってるAの背中から嬉しそうなのがひしひしと伝わってくる。俺みたいな大家族じゃないけど、Aには何人ものお兄ちゃんがいるな。

瑠璃川「A、オレここで作業するから危ないから他の人のところに行ける？」

『(こくん)、かじゅ、いーい？』

三好「モチモチのロンロンでしょ〜〜！！！おーいでっ♪」

『かじゅのおひじゃー、しゅき♡』

いつもなら、遠慮しいのAがすごい甘えてるから寂しいんだろうなってのはよく分かって。皆も事情を知ってるから、これみよがし甘やかしまくってると思う。

三好「カズくんはいつでもプリンセスAちゃんのこと大好きだから甘えにおいで？」

皇「俺のところにも、な？もっと甘えていいんだぞ」

瑠璃川「ポンコツが珍しくいいこと言ってる……。でも本当のことだからねおチビちゃん」

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