【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ24)

今日:6 hit、昨日:34 hit、合計:81,033 hit

. ページ24

***

side 若宮

首を傾げてる私に遊木くんがコソッと教えてくれた。

遊木「衣更くんはね、いつでもAちゃんの不調を見逃さないんだ。もちろん僕達も気付かない訳じゃないんだけど、泉さんぐらいじゃないと気付かない様な異変にも気付くんだよ」

明星「そーそー、サリ〜って本当になんでも出来ちゃうからさ！だからAも安心してそばにいるんだよね。でも今日はあんずが気付いてくれてよかった」

若宮「……私？私なんにもできてないよ」

氷鷹「いや、お前がここに連れて来てくれたからAにも笑顔が戻った、そうだろ？あっちを見てみろ」

氷鷹くんが指を指す方に顔を向けると、穏やかな笑顔でおでこをくっつけあってる2人の姿が目に入った。さっきまでの不安そうで寂しそうな表情はどこにもない。

『、ふふっ、♪♪ まぁく、ぎゅーっ、しゅきっ♡♡』

衣更「んー？(笑) 俺のギューっが好き？俺もAのことギューってするの好きだからもっとしてもいいか？」

『あいっ♡♡ じゅーっと、ぎゅーよ？』

衣更「もちろん！ Aが可愛すぎて離したくないー♡」

『きゃー♡♡♡』

いつの間にかるんるんの笑顔になってるのが本当に可愛い。
Aちゃんを抱き上げながら優しく笑ってる衣更くんの笑顔も本当に綺麗で。

明星「あんず、やりたいことあるんでしょ？あとは俺たちで見てるから行ってきていいよ」

若宮「でも今日は仕事ないって言っちゃってるし……せっかく可愛い笑顔になったのにここで抜けて平気かな？」

遊木「うん、大丈夫。Aちゃんは説明すれば分かってくれるしあんずちゃんに仕事があるってことわかってると思うんだ」

明星「今日は特別寂しかっただけだと思うし、サリ〜もオレたちもいるから！それかここで一緒にやる？」

何とも素敵なお誘い。仕事はやらなくちゃいけないけどこの笑顔がめちゃくちゃ癒されるから離れたくないんだよねー(笑)

若宮「うんっ、そうします！またみんなが練習再開した時Aちゃん見てられるし今日は書類纏めるの中心だから！」

氷鷹「……Aは寝そうだけどな」

明星「あれはもう寝るね、俺布団用意してくるから、ウッキ〜はブランケット取ってきてー」

遊木「任せてよっ！じゃあちょっと借りてくるね」

私には気付けなかったけどAちゃんはお昼寝の時間らしい。テキパキと指示を出す明星くんがかっこよく見えた。

.