【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ23)

今日:30 hit、昨日:35 hit、合計:81,092 hit

# そばにいるからねページ23

***

side 若宮

今日はたまたまどのユニットも練習が忙しくて、Aちゃんがひとりぼっちでいた。寂しそうなのに寂しいって口に出さずにちょこんと座ってるのに何とも言えない気持ちになる。

若宮「Aちゃん、抱っこしてもいいかな？私Aちゃんとギューってしたいな？」

『、、あーたん、、ぎゅっ、、(泣)』

若宮「よいしょっ、と(抱) アイスでも食べに行く〜？」

『、、(ふりふり)』

若宮「そっかー、なら私とお話してようね！」

ポロッと零れ落ちた涙が寂しさを物語ってる。明星くん達の革命から学園が物凄いスピードで変化していってる。どのユニットも振り落とされないように練習に必死なんだ。

『、、あーたん、、おちごと、、』

若宮「お仕事？今すぐに終わらせたい仕事はないから大丈夫だよ。Aちゃんと一緒にいたいけどダメかな〜〜？」

『、、めぇ、ないない、、』

若宮「ふふっ、嬉しいな♪ あ、そうだ！今からさみんなのところ行って一緒に応援して遊ぶのはどうかな？」

『、、っく！！』

私も私で終わらせておきたい仕事はあったけど今日くらいは許されるだろう。寂しそうながらもちょっと微笑んでくれてよかった。

若宮「失礼します、あんずです。入ってもいいですか？」

衣更「あんず？どうしたんだー、入っていいぞー！」

『……まぁく、、ぎゅーっ、、、』

衣更「……A？」

私の腕から降りて衣更くんの足にしがみついてる。説明を求めるようにこっちを見られたけど、Aちゃんには分からないように軽く首を振ると何かを察したのか頷いている。

衣更「Aー、俺足じゃなくて身体にギューってして欲しいな？抱っこしてもいいか？」

『(こくん)、まぁく、らっこ……』

衣更「ハハッ、可愛いなー♡ 可愛いAにはいっぱいギューってしてやるぞ〜〜！！」

『ふふっ、まぁく、ぎゅーっ♡♡』

衣更くんに抱かれて嬉しそうなのを横目に何とも言えない顔を明星くん達のところへ向かう。

明星「Aどうしたの？」

若宮「んー、、(苦笑) ちょっと寂しくなっちゃったみたいで。寂しいって言ってくれてはないけどそんな感じがしたの」

明星「そっか、、連れてきてくれてありがとう、。」

氷鷹「衣更がいるからもう大丈夫だ」

衣更くんがいるから大丈夫？確かに衣更くんの面倒見がいいのはそうなんだけど、どういう事なんだろう……？

.