【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ13)

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# ライブ初参戦ページ13

side 朔間凛

今日はライブの日なんだけど、ある特別ゲストが来ている。舞台袖からチラチラと覗いてくるその子と目を合わせると嬉しそうに笑った。

瀬名「でー、その特別ゲストが来てるんだけどどうも待ちきれないみたいで、呼んでもいい？」

「「「いいよー♡♡ 」」」

セッちゃんが、ちょっと困ったように笑えば、お姫様達も察したのか、即答した。ちらほらAちゃんに会いたいという声も聞こえてきた。

これなら、何も心配する必要ないと、目配せしてスタッフに合図を送って、Aを出してもらう

瀬名「みんなも分かってると思うけど、特別ゲストはAです。おいで？」

「「「きゃーーっ♡♡♡ 」」」

セッちゃんが普段は見せない優しい笑顔で、Aを抱き上げるから、会場からは割れんばかりの歓声が。

『こあーい、、(泣)』

瀬名「A〜、にいに達のこと見ててくれた？」

『(ふりふり)』

瀬名「見てなかったの？」

「(ふりふり)」

朔間凛「怖がってるねー。泣かなくても、将来の婚約者の俺が居るから安心しな？」

ギロ、っとセッちゃんから睨まれた気がするけど全然怖くない。Aを抱っこしてるからドロップキックもされないし。

朱桜「Aちゃん、ここは怖いところではないですよ？怖い人がいたらやっつけてくれますからね。鳴上先輩が」

鳴上「あらぁ、残念だけどアタシはか弱い乙女だからムリよ！そういうことは泉ちゃんに頼まないと！」

朔間凛「自他ともに認めるゴリラだもんね。てか、これがＭＣトークでいいやつ？？あとから偉い人に怒られたりしない？」

『りったん、にいに、ごいあちあうよー？』

Aからのマジレスに吹き出すと、瀬名兄妹が同じ顔で怒ってきた。兄妹ってこんなところまで似るんだね。顔がいいから凄まれると怖いんだけど

朱桜「……まあ、お姫様達は楽しんでくれてるみたいですし、いいのでは？」

鳴上「怒られたら怒られた時よ。今は可愛いAちゃんを堪能してればいいのよ」

瀬名「Knightsのライブ史上１番のグダグダだねぇ。んじゃ、そろそろ次のコーナ移るからAはにいにのお膝が、お椅子どっち座る？」

『にいにー！ Aたん、にいにのおしじゃだーいしゅき♡』

ライブ中だと言うのに、イチャイチャする２人に今日イチの歓声が上がる。なにこれ、アイドルはAの方じゃん

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