第13話 ページ15
主side
A「私の家族は山賊に襲われたんじゃない。幕府の命によって役人に殺されたの」
近藤「えっ!どうゆうことだそれは」
A「昔、1度だけ幕府の人が武州に行列作って来てたの覚えてますか?その時に幕府の重鎮、徳川典典に私の母が見初められたんです。そして役人をしていた叔父の妹であると知った典典が叔父に言いつけて母を自分の元に連れてこさせたんです。もちろん母には父も私も兄もいたので典典の誘いを断りました。それに腹を立てた典典が1度母を家に返して役人に命じ、家族を殺させました。私はたまたま外にいたので生き残りました」
神楽「そんな、、」
銀時「くさってやがんな」
A「生き残った私を引き取った叔父は俺がお上にあの女の娘が生きていると報告したらお前は命を狙われる。殺されたくなかったら俺の言うことを聞けと脅し暴力をふるったりしました。それに耐えられなくなって近藤さんのとこに逃げ込んだんです。」
近藤「そうだったのか。徳川典典、、許せん」
沖田「徳川典典ってゆーと、今追ってる攘夷浪士との黒い繋がりがあると噂される野郎ですよねィ」
土方「あぁ。今山崎に追わせてるがありゃあ間違いなく黒だ。攘夷浪士との繋がりもてめぇが関係しているのかもしれねぇ」
A「近藤さんの道場で過ごした日々はすごく楽しかった。本当に家族が生きてた頃のように楽しかった。だけど叔父に近藤さんの道場にいることを嗅ぎ付かれたんです。叔父に連れられ叔父の家に行くと何人もの男がいました。でも、叔父は私を連れてきた途端男達に拘束されました。叔父ごと消すように命じられていたようです。」
過去
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叔父「おのれ役人共め!裏切ったな!!」
役人「うるさい、さっさと始末しろ。お嬢ちゃん、こいつが憎いだろ?こいつが殺されるとこよーく見ときな」
A「……にやらせて」
役人「あ?なんだって?」
A「私にやらせて!この男を殺すのは私よ!」
役人「はっ、おもしれぇ。おいほどいてやれ。ほら嬢ちゃん、この刀使って殺しな」
今まで叔父に対する復讐心も近藤さん達のおかげで忘れていたが今はもうこいつを殺すことしか考えられない。でも実際目の前にすると、怖い。剣術は習っていても真剣を使うのは初めてだ。
役人「どうした嬢ちゃん怖くなったか!?」
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作者名:せな | 作成日時:2019年2月4日 19時