偽親 ページ20
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「A、お茶を出してくれないかい？」
そう言った司令官の口は弧を描くが、眼鏡のレンズに隠れているその目は笑っているかは分からない。
「
いつも君の話を聞かせてもらっているよ」
淡々と嘘を並べていく司令官の前にお茶を出す。
爆豪の 学校の様子からは全く想像できないような大人しさに心底驚きながらも、彼の前にもお茶を置いた。
「……Aの傷、治ったんすか」
「あぁ、それは私の『個性』で治したから。
体力も回復しているだろうし、今の彼女の身体はもう無事だよ」
顔の前で指を組み、顎を乗せた司令官。
いつもの癖だ。
「一つ、聞いてもいいか」
「勿論構わない。君には助けてもらったし、今君をここに来てもらっているのもお礼をする為でもあるからね」
「……じゃあ、遠慮なく聞かせてもらうが
お前らは、
パリンと陶器が割れるような音が部屋に響いた。
数秒後に、自分が 持っていたグラスを落としたことに気がついた。
私は慌てて割れたグラスを拾い集め、震える手で何とか全ての破片を集めて処理をした。
「普通なら娘が大怪我負ったら、親は心配させて寝かせるもんだろ。
それに対してテメェは、体力は回復したとか言って休ませねぇ。
そもそもAが夜にあんな血みどろになってんだから、ネグレクトだとしてもテメェの手によってされたものでもねぇ。
つまり………」
……まずい。このままじゃ、司令官の怒りを買った爆豪が
死ぬことよりも辛く苦しい、拷 問のような日々を送ることになるかもしれない。
「……へぇ、気づいていたのかい？
鋭い子だねぇ。なるべくボロは出さないようにしていたつもりだけど、やはり日頃の態度はすぐ出てしまうものなんだね」
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瑞樹(プロフ) - この作品大好きです！ 更新を楽しみにしています！ (2022年12月8日 20時) (
レス) @page39 id: 92b8932be0 (このIDを非表示/違反報告)
フユフユ - これ最後夢主ちゃんとかも幸せになって欲しい (2022年6月26日 21時) (レス) @page29 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
むらかみ。(プロフ) - 新作待ってました！前作楽しませて読ませていただきました！！突然で申し訳ないですが、イメ画描かせてもらってもよろしいでしょうか？少し遅くなってしまうかもですが…(失礼)更新頑張ってください！！応援してます！！！！！ (2021年12月29日 20時) (レス) @page6 id: 49021efb12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - あのさん» ありがとうございます！！！頑張って更新進めていきま〜す！！！ (2021年12月12日 19時) (レス) id: 3af9d9c4f9 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 新作ですね！前作では完結おめでとうございます！(遅い)更新待っております！ (2021年12月12日 18時) (レス) @page15 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年12月8日 19時
