ばいばい ページ15
全ての荷物をスーツケースに入れて、早速家を出る。
仕方ないのはわかってるけどやっぱり寂しいな…
でもそれはせんくんも同じだったみたいで
セ「もう会えんとか嫌や〜…」
と助手席で拗ねている状態。
『来週も会えるんだよ？』
普通のトーンで言うとせんくんは「何言うてんの…？」と急に目を見開いてこちらを見てくる。
あれ、15公演行くの言ってないっけ…。
『私、今回の夏ツアーは奮発して15公演行くんだよ』
そう言ってみるとしばらく返事がない。
隣のせんくんの顔色を伺いたいけれど当然のことながら運転中で余裕が無い。
するとたまたま信号が赤になり車が止まる。
どうしたんだろう、車酔いでもしてしまったのか。
そう思ってせんくんのほうを見る。
『せんくん？んっ…』
助手席に顔を向けた瞬間にせんくんは助手席から少し身を乗り出して運転席にいる私に少し長めのキスをした。
セ「っ…。ごめん。嬉しくて、触れたくなった。」
『っはぁ…っ。嬉しいならよかった。』
セ「色んな所来てくれてありがとうな、15公演かあ。。全部見つけられたらええな。」
『え、見つけてよ』
セ「せやね、絶対Aだけは見つけられる自信ある。…あ、青になったで。」
『あ、うん』
そう言って再び駅へと車を走らせる。
『ちなみにXYZの方も名古屋と東京と仙台と大阪両日と横浜行くよ』
セ「それ俺が出る公演全部やん笑」
『せんくんに会いたいもん』
セ「かわええこと言うてくれるやん」
そう言って運転している私の頭をポンポンと撫でてくれた。
気が付けば駅がもう見えてくる。
1週間会えなくなるけど2ヶ月よりかは全然マシ。
そう考えれば気分が軽くなる。
せんくんが助手席から降りて、後ろからスーツケースを取って私のところへ来る。
セ「ありがとうな、A。また来週、会おうな。」
『うん、お仕事頑張ってね』
セ「おう、頑張るで。ﾁｭｯ。」
そう言って私のおでこに触れるだけのキスを降らし、そのまま手をひらひらとさせて早歩きで駅の中へと入っていった。
ばいばいじゃなくて、またね
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aona(プロフ) - ちぇろさん» ちぇろさんありがとうございます！せんらさんの関西弁が好きでついつい書きたくなっちゃうんですよね…笑 ありがとうございます！更新亀ですが何卒よろしくお願いします〜！ (2019年9月18日 18時) (
レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ - あおなさんのセンラさん小説大好きです〜！もう一個の方も掛け持ちで読んでます更新頑張ってください！ (2019年9月16日 2時) (レス) id: 997a560712 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - てるち。さん» 可愛いよねぇしんどい…… (2019年9月11日 8時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
てるち。(プロフ) - 起きてるのに起きてないとか言って抱きしめてるの可愛いですよね。抱き潰したい(((やめろ (2019年9月11日 8時) (レス) id: 65c4e0b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aona | 作成日時：2019年9月9日 19時
