検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:682 hit

パスワード,2 ページ3

「…………ねえねえー」
「何。」




「さっき、阿井先輩と、何話していたの?」
「はっ…………………」






あいあいとは…………………






ああああああっ、何やってんだよ私!!!



いつからキャラ変した!?




いつからむっつり系から妄想腐女子になった!?




「ああああああああんたは、まだ知らなくていい。」
「え〜」





そういって、早足の私を軽々追い抜く。


くっ…………うらめしい、その身長……





柚樹は私の頭に手をあてて、よしよ〜し、と優しく撫でる。




髪がボサボサになるにつれて、私の顔は赤くなる。




「うわぁっ。もしかして、みを、照れてる?」
「う………………うるしゃい!」




噛んだ……………うぅ。




流石にこの状況で「照れてない」なんか言ったら、嘘になってしまうので、ぶすーっと黙っておく。仕返しだ。




そんな私を見て、柚樹はあからさまに落ち込んで、しゅん…とありきたりなBGMが流れそうになる。



ううう……………私の良心に矢を放たないでくれ………






「………………いいよ、もう。」
「いいのっ!?やったーっ!!」
「うっ……………



そ、その代わり、今からケーキ屋に行ったら、ケーキ一個奢ること!」
「よしっ!それじゃあ、ケーキ屋まで競争だね?」








柚樹は、よーい、ドン!………………と言う声が聞こえてきそうなポーズをきめる。



ふはは、トロいあんたがこの私に勝てるのかな?



「…………………いくよ。



よーい、」




柚樹の合図で、私も腰をかがめた。




「「ドン!!!!」」









「………………やっぱり、みーみーは恋愛修行あります。」






そういって、あいあいは自宅へと帰って行くのだった。

パスワード,3→←パスワード,1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:自由過ぎて困ります! , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミキ(プロフ) - まりいさん» よろしくお願いします!!!! (2018年5月3日 17時) (レス) id: 7986e66cd6 (このIDを非表示/違反報告)
まりい(プロフ) - ミキさん» いいですね~更新させて頂きます! (2018年5月3日 13時) (レス) id: eda3322def (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - まりいさん» 幼馴染みとかどうでしょう? (2018年5月2日 23時) (レス) id: 7986e66cd6 (このIDを非表示/違反報告)
まりい(プロフ) - ミキさん» わかりました!更新遅くなるかもですが、絶対に出しますね!関係はどうしましょう?わたしはおまかせしますが? (2018年5月2日 20時) (レス) id: eda3322def (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - 私も出して欲しいです!!!中原泉です!!!! (2018年5月2日 19時) (レス) id: 7986e66cd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まりい | 作成日時:2018年4月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。