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陣平さんと研二さんにストラップの説明をした後、カフェバーを出て行く二人を見送った。
ここは人通りが少ない路地裏にある為、途中までの案内は望月に任せる。
元はと言えば、望月が二人を連れて来たからね。
店を出て行くのを確認した私は残った海藤と向き合うように椅子に座る。
『さて、久しぶりに会ったのだから貴方の事、聞かせてくれない?』
海「はい、喜んで」
そう言い、自分の今までの事を話し始める海藤。
語るその姿はどこか活き活きとしていた。
『なるほど。職を探していたらフィズに会って、私の事で意気投合して、そのまま働くことになったと』
海「まさか、こうして玲様と再会できるとは思っていませんでした」
『私も、海藤がここにいる何て思いもしなかったわ』
フィズと海藤が会っていた何て知らなかった。
もし、もっと早くに知っていたら会いに来ていたのに…。
そもそも、フィズからは何も聞かされていない。
黙っていたのか、それともただ単に忘れていただけなのか。
(前者だったら許さないわ)
そんな事を思いながらも海藤との久しぶりの再会に会話を弾ませた。
そして暫く経ったとき、私はここへ来た本来の目的を思い出した。
正直今の今まですっかり忘れていたのだ。
『ところで、フィズと話したい事があるのだけれど…読んできてもらえる?』
畏まりました。と言って海藤は厨房へフィズを呼びに行く。
奥の方で海藤が必死にフィズを説得する声が聞こえた。
きっと面倒だの、動きたくないだの、疲れただのと言っているんだろう。
最近、フィズの考えていることが分かるようになってきた。
嬉しくないが。
フ「話したい事とは何だ?なるべく早く済ましてくれ。
帰って寝たいのでなぁ…ふぁぁ」
『…』
今コイツにイラついたの私だけじゃない気がする。
フ「玲?どうしたのだ?眉間に皺がよっているぞい。怒っておるのか?そうカリカリするな。高血圧とやらになってしまうぞ?はっはっは!」
と、薄いブロンド髪に青目の見た目外人が言う。
……
コイツにイラついたの私だけじゃない気がする(二回目)
あと、高血圧は余計だ!
私、朝は低血圧なんだけど!?(関係ない)
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宵宮月 - 水縹さん» ありがとうございます。取り敢えず、勧めてくださったお姉様と、ハマってくださった水縹様に感謝です!あ、どうでもいい話ですが、姉がいるっていいですね。うらやましいぃ(( (2018年3月29日 17時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
水縹 - 姉に勧められて読んだのですが…ハマりました。完全に。もう、面白くて好きです!ほんと好きです!頑張ってください。 (2018年3月25日 16時) (レス) id: 82e8451007 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - ゆきさん» 設定がツボとは...ありがとうございます!私もです← こうだったら良いなぁと思うものを詰め込んだら、こんな設定になりました(笑)更新は遅いですが、気長に待っていただけると幸いです。 (2018年3月11日 22時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 初コメ失礼します!夢主の設定が凄いツボです!あと、面白くて好きです!ありがとうございます!! (2018年3月10日 1時) (レス) id: 7e2effa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - aboutさん» ありがとうございます!そう言ってくれる貴方の方が神だよ...嬉しすぎて顔ニヤける((タメですみません; (2018年2月22日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵宮月 | 作成日時:2017年8月6日 17時