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二人の視線の先には、タイマーが表示されたパネルがある。
しかし、突然そのパネルに文章が流れてきた。
『勇敢なる警察官よ…君の勇気を称えて褒美を与えよう』
松「もう一つのもっと大きな花火の在処を…」
佐《ちょ、ちょっと何言ってんの?》
萩「表示するのは爆発三秒前…」
『健闘を祈る!!』
私たちで流れてきた文章を読み終えると、松田さんが佐藤刑事に内容を伝える。
松「どうやら、爆弾を止めてパネルの電源が落ちると、ヒントは拝めなくなっちまうらしい…」
(つまり犯人は最初から警察の誰かを閉じ込めて、この文章を見せるつもりだった。
ほんと、憎たらしいわね…)
佐《じゃあ、この近くに爆弾犯がいるのね!?》
松「だか、奴を人混みの中から見つけるのは難しい。先にもう一つの爆弾を見つけた方が良い」
佐《え?》
松「FAXに書いてあったろ【我が戦友の首】って…
円卓の騎士は中世ヨーロッパ…
あの頃は十字がデザインされた仮面を付けてる。もう分かるよな?」
佐《!病院の地図記号!?》
松「あぁそうだ!それが何処の病院かはヒントを見たら連絡する…」
佐《連絡するって、三秒前でしょ!?》
松「おっともう電池が切れそうだ…じゃあな…」
佐《ま、松田く(ツーツー…》
佐藤刑事の説得も聞かずに電話を終了した松田さん。携帯を見つめるその瞳は何処か悲しみと悔しさを帯びている。
(ほんと、優しすぎるわ。だからこそ、死ぬべき存在ではない)
萩「…良いのか、松田」
松「あぁ、これで良い。萩原は…?」
萩「俺もだ。にしても、最後が松田とは…」
松「ハ、そうだな。アイツらには悪いことするな」
と、今までの事を振り返るように話す二人。
ってちょっと待って
貴方たち私のこと忘れてません!?
様々と過去を振り返っていますけど、まだ時間あるからね!?
何のために私がいると思ってんの?全ては松田さんたちを救う為!
今こそ私の出番だわ!!
『まだ、終わらせない。時間はある。
二人は私が助けるわ』
萩「お嬢ちゃん…?」
松「お前、何言ってんだ…?」
困惑した表情の二人に笑顔で言う。
『二人はここで死なせません。生きてください』
松/萩「「!!」」
言い終わった後、爆弾に向き合い解体を再開した。
『さぁ、始めましょう?』
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宵宮月 - 水縹さん» ありがとうございます。取り敢えず、勧めてくださったお姉様と、ハマってくださった水縹様に感謝です!あ、どうでもいい話ですが、姉がいるっていいですね。うらやましいぃ(( (2018年3月29日 17時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
水縹 - 姉に勧められて読んだのですが…ハマりました。完全に。もう、面白くて好きです!ほんと好きです!頑張ってください。 (2018年3月25日 16時) (レス) id: 82e8451007 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - ゆきさん» 設定がツボとは...ありがとうございます!私もです← こうだったら良いなぁと思うものを詰め込んだら、こんな設定になりました(笑)更新は遅いですが、気長に待っていただけると幸いです。 (2018年3月11日 22時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 初コメ失礼します!夢主の設定が凄いツボです!あと、面白くて好きです!ありがとうございます!! (2018年3月10日 1時) (レス) id: 7e2effa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - aboutさん» ありがとうございます!そう言ってくれる貴方の方が神だよ...嬉しすぎて顔ニヤける((タメですみません; (2018年2月22日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵宮月 | 作成日時:2017年8月6日 17時