Episode 6-5-3 ページ47
♡...side Draco...♡
何故だ……？
僕は目を見張った。
何故なら、彼女が向かった先がグリフィンドールだったからだ。
そして、選りに選って見窄らしいウィーズリーと無礼なポッターと話している。
頭が真っ白になった。
あいつらと仲が良いのか？
何でグリフィンドールの奴等なんかと。
それ以上ポッター達と話す彼女を見ていたくなくて、僕はすぐにスリザリンのテーブルへ戻った。
いつ？何処で？
親しくなった理由は？
監督性に寮までの道を案内されている間も、沢山の疑問が頭の中に浮かんでは消えていく。
馬鹿みたいだ。
目が合っただけで喜んで。
あいつらは仲良さげに話しているのに。
くそっ、気に入らない。
「マルフォイ！同じ部屋だぜ！」
「やったな！」
両隣から聞こえてきた能天気な声に、嫌気が差した。
「当たり前だろう」
クラッブとゴイルにも、ついつい当たりが強くなってしまう。
まあ、いつもの事だな。
「そんな言い方はないんじゃないか？」
まさか注意されるとは思わなかった僕は、声が聞こえた方をキッと睨んだ。
「黙れ！……ノット」
僕は声の正体が分かって、溜息をついた。
セオドール・ノットは何を考えているのかよく分からない。
勿論、注意されてムカついたが、今はそれ以上何も言う気になれない。
「そうだ、Mr.マルフォイ」
彼の改まった言い方に顔を顰める。
僕の父上とこいつの父親は、親しい仲ではないが交流がある為、小さい頃からお互いの存在は知っている。
教師達は良かれと思って同じ部屋にしたのだろう。
「……何だ」
「Ms.アイシスとMr.ポッターを見たか？あの二人……」
「ああ、それがどうした！」
今、一番聞きたくない人達の話題にイラついて、思わず声を荒らげてしまった。
「おいおい、そんなに怒鳴るなよ」
ノットは態とらしく驚いて、それ以上は何も喋らなかった。
こんなにイライラするなんておかしい。
宴の時から…いや、ダイアゴン横丁でセレーナを見てから、彼女に振り回されっぱなしだ。
ベッドに入っても、彼女と話すポッターの顔がチラついて眠れなかった。
結局、生き残った者同士話したい事もあるのだろう、と無理矢理前向きに考えて僕は眠りについた。
(僕はスリザリン)
☆...Additional...☆
……明日は絶対話しかけよう。
どうやってキッカケを作ろうか。
自然に、かっこよく。
僕が、君を笑顔にしたい。
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Lve(プロフ) - Selenaさん» 有難う御座います！ (2018年2月15日 20時) (
レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - Lveさん» 今、パスワード設定を解除致しましたので、ご覧になれる様になっていると思います！ (2018年2月15日 20時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
Lve(プロフ) - 続編にパスワードがかかってるのですが、パスワード教えてほしいです (2018年2月15日 17時) (レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ(プロフ) - キャンディスさん» コメントありがとうございます！私もこの設定は気に入っています。結末についてはもう大体考えているんですよ！是非楽しみにしていて下さい。これからも応援宜しくお願いします！ (2017年11月20日 16時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディス - 主人公が超絶美女設定だし、生い立ちや、ドラコとなかなかいい感じでも、まだすれ違っている2人、嫉妬に燃える女も登場して、これからの展開が闇の陣営との関わりがどうなるのかも含めて、私にはイメージ出来ず、更新が楽しみ過ぎます！ (2017年11月20日 13時) (レス) id: 2f537a1b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2017年8月22日 18時
