Episode 5-2 ページ33
教えてあげたいけれど、私から言っても良いのかしら？と考えていたら、やっとウィーズリー一家が到着したらしい。
「毎年マグルだらけね、……いらっしゃい！
九と四分の三番線はこっちよ」
「セレーナ聞いた？九と四分の三番線だって！あの人達に聞いてみよう」
そう言うと、ハリーは走って行ってしまった。
は、速いわ！待って頂戴！
「すみませーん！九と四分の三番線って……」
「九と四分の三番線？心配ないわ。うちのロンも今年からホグワーツに入るのよ」
そう言って、モリーだと思われる女の人はそばにいた赤毛の男の子を指差した。
見て！ロンよ！
ロナルド・ウィーズリーが居るわ！
少し緊張しているのか、不安そうに俯いている。
可愛いわねぇ。
「九番線と十番線の間の壁に向かって歩いて行くの。怖かったら小走りで行きなさい」
ハリーの顔が青くなった。
「え……か、壁に向かって？」
「そうよ。頑張って」
隣の女の子ーージニーに励まされ、覚悟を決めたハリーは壁に向かって走って行った。
そして…壁を通り抜けた。
「さあ、次は貴女が……その紫の瞳、アイシス家の子ね！クロエにそっくり！名前は……ええっと」
どうやらロンのお母さんは私の母親を知っているらしい。
『セレーナです』
「セレーナ！そうだったわ。貴女の番よ。頑張って！」
私は深呼吸をして壁に向かって走って行った。
通り抜けられると分かっていてもやはり怖い。
抜ける瞬間、思わず目を瞑った。
「セレーナ！良かった」
ハリーの声で目を開けると、目の前にホグワーツ特急が止まっていた。
『凄いわ……』
ずっと乗って見たかったホグワーツ特急に今から乗るのだと思うと興奮する。
『早く乗りましょ！』
「待って！」
私達は汽車に向かって猛スピードで走って行った。
やっと乗れる……の、乗れっ、乗れないわ！
早く乗りたいのに荷物が重すぎて持ち上がらない。
持ち上げずに入れようとしたら、ホームと車体の間にカートのタイヤが挟まってしまい、更に最悪な状態になってしまった。
『最悪……どうしましょう』
「大丈夫？僕も手伝うよ」
ハリーと二人で動かそうとしてもビクともしない。
このままでは他の人にまで迷惑をかけてしまう。
泣きそうになってきた。
『もう嫌……』
「どうしたの？……ああ、挟まっちゃったんだね。僕がやるから大丈夫だよ」
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Lve(プロフ) - Selenaさん» 有難う御座います！ (2018年2月15日 20時) (
レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - Lveさん» 今、パスワード設定を解除致しましたので、ご覧になれる様になっていると思います！ (2018年2月15日 20時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
Lve(プロフ) - 続編にパスワードがかかってるのですが、パスワード教えてほしいです (2018年2月15日 17時) (レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ(プロフ) - キャンディスさん» コメントありがとうございます！私もこの設定は気に入っています。結末についてはもう大体考えているんですよ！是非楽しみにしていて下さい。これからも応援宜しくお願いします！ (2017年11月20日 16時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディス - 主人公が超絶美女設定だし、生い立ちや、ドラコとなかなかいい感じでも、まだすれ違っている2人、嫉妬に燃える女も登場して、これからの展開が闇の陣営との関わりがどうなるのかも含めて、私にはイメージ出来ず、更新が楽しみ過ぎます！ (2017年11月20日 13時) (レス) id: 2f537a1b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2017年8月22日 18時
