Episode 4-6-2 ページ29
♡...side Draco...♡
今日は、両親と一緒にダイアゴン横丁に来ている。
今年からホグワーツへ通えるのはとても嬉しい。
絶対スリザリンになりたい。
いや、スリザリンになるんだ。
ホグワーツでの生活を想像していたら、隣を歩いていた奴等が騒ぎ始めた。
何やら、可愛い可愛いと興奮している。
気になったので僕は顔を上げた。
そして、君を見つけたんだ。
彼女をを見た瞬間、ホグワーツとか、スリザリンとか、そういう物は一気に吹き飛んだ。
なんて美しいのだろう。
素直にそう思った。
僕を見つめるアメジスト色の瞳から目が離せ無くなって、ずっと彼女を見ていた。
父上に話し掛けられたが、今は彼女を見ていたい。
その歩く度に揺れる髪や、赤く染まった頬。
少し開いた真っ赤な唇。
それをずっと見ていたくて、彼女の事しか頭になくて。
どうしよう。
見とれていたら、彼女はもう目の前だ。
彼女へ近づく度に鼓動が速くなる。
すれ違った時に香った甘い香りに思わずドキッとした。
彼女の姿が見えなくなった瞬間、僕は何だかとてもガッカリした。
ああ、彼女の居ない世界はなんて色褪せて見えるのだろう。
もう一度、彼女の顔が見たい。
我慢出来ずに振り返ると、彼女もこちらを見てくれた。
振り向いた時にフワッと広がった髪にいつか触れてみたいな。
「ドラコ？どうした」
「……何でもありません」
父上に話しかけられ、僕は仕方なく前を向いた。
その後色々な店を見て回ったが、どうしても君の事が頭から離れない。
今まで、パーティ等で父上に沢山の女性を紹介された。
色んな家の娘の名前や父親の仕事など、沢山の事を覚えさせられたが、美しいと思う人は居なかった。
顔さえ覚えていない。
でも君は違う。
名前も知らないのにちゃんと覚えている。
ちょっと乱れた髪も、濡れた唇も、あの甘い香りも。
女性を美しいと思ったのは初めてだ。
……ん？初めて？
初めて美しいと思った。……って何だよそれ。
何だかとても恥ずかしい。
心臓がドキドキして、顔が赤くなっていくのが分かる。
何故僕は緊張してるんだ。
君の印象的なアメジストの瞳を思い出し、もっと顔が熱くなった。
しかし、彼女にときめく一方で僕は何かが引っかかった。
アメジスト色の瞳。バターブロンドの髪。
彼女の顔をもう一度思い浮かべた時に出てきた答えに、僕は驚いた。
「もしかして、アイシスの……？」
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Lve(プロフ) - Selenaさん» 有難う御座います！ (2018年2月15日 20時) (
レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - Lveさん» 今、パスワード設定を解除致しましたので、ご覧になれる様になっていると思います！ (2018年2月15日 20時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
Lve(プロフ) - 続編にパスワードがかかってるのですが、パスワード教えてほしいです (2018年2月15日 17時) (レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ(プロフ) - キャンディスさん» コメントありがとうございます！私もこの設定は気に入っています。結末についてはもう大体考えているんですよ！是非楽しみにしていて下さい。これからも応援宜しくお願いします！ (2017年11月20日 16時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディス - 主人公が超絶美女設定だし、生い立ちや、ドラコとなかなかいい感じでも、まだすれ違っている2人、嫉妬に燃える女も登場して、これからの展開が闇の陣営との関わりがどうなるのかも含めて、私にはイメージ出来ず、更新が楽しみ過ぎます！ (2017年11月20日 13時) (レス) id: 2f537a1b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2017年8月22日 18時
