Episode 4-1 ページ23
さて、自己紹介だ。
最初が肝心である。
初めて本名で名乗るのだし。
え？ダドリー？あれはカウントしないの!!!
『私はーー』「僕はーー」
意気込んで言おうとしたら、ハリーと被った。
『フフッ、先どうぞ』
「ありがとう。僕はハリー・ポッター。宜しくね」
『私はセレーナ・アイシス。会えて嬉しいわ！』
自己紹介を済ましても、彼は私を見つめたままだ。
恥ずかしくなって私は次の言葉を発した。
『えっと、あなたも今年からホグワーツ？私もよ』
「そうなんだ」
私達はもう一度笑い合った。
バイクに乗ったハリーは、ハグリッドに質問をした。
「何処行くの？」
「ダイアゴン横丁に行って入学の準備だ」
ハグリッドがそう言った瞬間、私は思わずガッツポーズをしてしまった。
『ダイアゴン横丁？やったー！』
「お前さん、ダイアゴン横丁を知っているのか？」
不味い！誤魔化さなきゃ！
『いいえ！……何となく、やったぁ〜って、ね？』
二人がこいつヤバいみたいな顔をしているのには、気付いていないという事にしよう。
バイクに三人で乗っていると、どうしてもぴったりと体をつける事になってしまう。
私の後に乗っているハリーに抱き締められている様で少しドキドキする。
暫くするとあれが見えてきた。
残念ながら名前は思い出せないが、ダイアゴン横丁に続く場所だ。
中に入り、ハグリッドが亭主のトムに私達の事を言うと、彼は大袈裟な位驚いた。
「ハリー・ポッターか！おかえりなさい！」
ハリーはいきなりの事で戸惑っている。
トムは私を見ると息を呑んだ。
「その紫の瞳……アイシス家の末裔じゃないか！お会い出来て光栄です！」
私も有名なのか。
初めての体験に、笑顔が引き攣る。
「ハ、ハリー……ポッターに……Ms.アイシス！お、お、お会いできて感激です」
突然、後ろから震え気味の小さい声が聞こえた。
もしや、と思って振り返るとやはり彼だった。
クィリナス・クィレル。
いや、発音しづら過ぎ。
彼のダーバンの中にある物を思うとゾッとする。
教授にも感激されたハリーは完全にビビっている。
私は大体予想はしていたけれど、実際に色々な人から挨拶されるのはなかなか気持ちがいい。
ハグリッドに連れられ、パブを抜けて壁に囲まれた中庭に来た。
彼が壁を叩くと穴が開き、入口ができた。
「ダイアゴン横丁にようこそ！」
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Lve(プロフ) - Selenaさん» 有難う御座います！ (2018年2月15日 20時) (
レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - Lveさん» 今、パスワード設定を解除致しましたので、ご覧になれる様になっていると思います！ (2018年2月15日 20時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
Lve(プロフ) - 続編にパスワードがかかってるのですが、パスワード教えてほしいです (2018年2月15日 17時) (レス) id: 2caa173ee6 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ(プロフ) - キャンディスさん» コメントありがとうございます！私もこの設定は気に入っています。結末についてはもう大体考えているんですよ！是非楽しみにしていて下さい。これからも応援宜しくお願いします！ (2017年11月20日 16時) (レス) id: 0264d54669 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディス - 主人公が超絶美女設定だし、生い立ちや、ドラコとなかなかいい感じでも、まだすれ違っている2人、嫉妬に燃える女も登場して、これからの展開が闇の陣営との関わりがどうなるのかも含めて、私にはイメージ出来ず、更新が楽しみ過ぎます！ (2017年11月20日 13時) (レス) id: 2f537a1b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2017年8月22日 18時
