◆テレビさんはウブです ページ5
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とあるpregareの公園
賑わっているわけでもないが、全く静かでもない
そんななか、静かに響く機械音があった
「…………ん〜?」
散歩をしていたとき、それを聞き付けた夢現し
好奇心ゆえにその発生のもとへといく
「『ー♪ーー♪〜♪』」
「あら、テレビさんじゃーん
なんかモノクロのドラマが映ってるけど………
大丈夫?生きてるー?」
音声のもとには、ベンチにもたれ掛かるテレビさん
テレビに目があるかわからないが、取り合えず顔らしき画面に手を振る
が、反応無し
「ははぁ、………もしかしてテレビさん寝てんの?」
イェス、夢現しの問いかけに答えるものはいないが
答えるのなら、イェスだろう
夢現しは、この現象を見るのは初めてではあるが
pregareでは結構有名であった
彼、テレビさんは眠っている間、その夢が映像となって画面に映る。
モノクロだし、所々砂あらしがかかってしまうが
見ているぶんにはなかなか面白い
「『ーー♪ーーー♪
ー♪ーー♪』」
「………恋物語、っていうか、ドラマ的な?」
流れていたのは、ホテルの一室
大人の男女二人の光景だった
*
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