検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:80,861 hit

Seat substitute14 ページ16

スヤスヤと気持ち良さそうに眠っているA……




「ッ…」



触れることすら出来ない俺の手



声と姿は彼女にしか見聞きすることができる。




「お前は、一人じゃない…お前の周りは、良い奴ばっかりだ…」



例えば、最近、会話をしない幼馴染みとか…



部活の友達とか




俺がいなくても一人じゃない





本当の孤独じゃないんだ




「お前は、俺の第一号の友達だ…


絶対に大切なことを気付かせてやるからな?」





それまで、偽りの笑顔で耐えれるか?





誰かに頼れ…Aが信じる人達に



「A…寝ちゃったね」


「そうだね…やっぱり私達避けられてるのかな?」

確か、席替え前の仲のよかった友達…だったよな?





「いつも3人だったのにね…今じゃ梨夏と私と春だね 」


「お昼はその3人だもんね…」


ふーん…一応、避けられてるってことは気づいてるのか




まぁ、バレバレだもんな



「ねぇ、私気になることがあるんだよね」

「何?千世…」



気になること?





俺は、耳を澄ませた。






「Aちゃんと梨夏って………仲悪いのかも」




梨夏…?



そういや、Aがこいつらと離れる前…





誰かに睨まれたり悪口を言われたりしたって言ってたような




「前、グループ内であまり関わらない人でAと梨夏の名前があがったよね!!」





「梨夏…私達が見ないところで、Aちゃんを睨んでたの……


最初は、見間違いかと思ったけど…」



「笑ってたよね…不敵に…」






やっと、気付いたのか……









Aは、避けたくて避けた理由ではないと言うことに…

Seat substitute15→←Seat substitute13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:ホラー , 琉凜   
作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

霧原萌絵 - 最後に感動した(T_T) (2014年3月21日 23時) (レス) id: 51a7de1e8e (このIDを非表示/違反報告)
小夏 - 私も、そんなことありました。 (2014年2月8日 11時) (レス) id: 981fd23b3e (このIDを非表示/違反報告)
清羅(´・ω・`)(プロフ) - いーなー...幽霊の友達欲しい... (2014年2月8日 10時) (レス) id: 536a53e751 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いいですね。大賛成です。 (2014年2月4日 22時) (レス) id: a3f359aec3 (このIDを非表示/違反報告)
rinarina(プロフ) - すごく共感することばっかりで、楽しみにしています!がんばってください♪( ´▽`) (2014年1月26日 9時) (レス) id: a5cf067aa2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琉凜 | 作成日時:2014年1月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。