Seat substitute14 ページ16
スヤスヤと気持ち良さそうに眠っているA……
「ッ…」
触れることすら出来ない俺の手
声と姿は彼女にしか見聞きすることができる。
「お前は、一人じゃない…お前の周りは、良い奴ばっかりだ…」
例えば、最近、会話をしない幼馴染みとか…
部活の友達とか
俺がいなくても一人じゃない
本当の孤独じゃないんだ
「お前は、俺の第一号の友達だ…
絶対に大切なことを気付かせてやるからな?」
それまで、偽りの笑顔で耐えれるか?
誰かに頼れ…Aが信じる人達に
「A…寝ちゃったね」
「そうだね…やっぱり私達避けられてるのかな?」
確か、席替え前の仲のよかった友達…だったよな?
「いつも3人だったのにね…今じゃ梨夏と私と春だね 」
「お昼はその3人だもんね…」
ふーん…一応、避けられてるってことは気づいてるのか
まぁ、バレバレだもんな
「ねぇ、私気になることがあるんだよね」
「何?千世…」
気になること?
俺は、耳を澄ませた。
「Aちゃんと梨夏って………仲悪いのかも」
梨夏…?
そういや、Aがこいつらと離れる前…
誰かに睨まれたり悪口を言われたりしたって言ってたような
「前、グループ内であまり関わらない人でAと梨夏の名前があがったよね!!」
「梨夏…私達が見ないところで、Aちゃんを睨んでたの……
最初は、見間違いかと思ったけど…」
「笑ってたよね…不敵に…」
やっと、気付いたのか……
Aは、避けたくて避けた理由ではないと言うことに…
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霧原萌絵 - 最後に感動した(T_T) (2014年3月21日 23時) (レス) id: 51a7de1e8e (このIDを非表示/違反報告)
小夏 - 私も、そんなことありました。 (2014年2月8日 11時) (レス) id: 981fd23b3e (このIDを非表示/違反報告)
清羅(´・ω・`)(プロフ) - いーなー...幽霊の友達欲しい... (2014年2月8日 10時) (レス) id: 536a53e751 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - いいですね。大賛成です。 (2014年2月4日 22時) (レス) id: a3f359aec3 (このIDを非表示/違反報告)
rinarina(プロフ) - すごく共感することばっかりで、楽しみにしています!がんばってください♪( ´▽`) (2014年1月26日 9時) (レス) id: a5cf067aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年1月25日 0時