銀魂　紅のARS《２》 (ページ5)

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５１　隠してたページ5

一方要の部屋。部屋には沖田一人しかいない。なぜなら沖田が部屋にいた大使を全員外に出したからだ。
沖「(あの時の要、今まで見たことないくらい怒ってやした。・・・まあ、敬愛していた師匠の仇なのと、仲間が残虐な方法で殺されたら、誰でもああなりやすか・・・。失火しほんとにきれいな顔してやすねぃ・・・。)」
沖田がそう思っていると、要が起きた。
沖「あ、起きやさたかぃ。大丈夫ですかぃ？」
要「あぁ・・・。」
要が起き上がる。要はしばらく何かを考え込んでいたようだが、しばらくすると、ぽろぽろと涙を流し出した。
要「また・・・守れなかった・・・。」
沖「また？」
すると要がうなずく。
要「昔・・・攘夷戦争終結の３カ月ほど前に・・・黒・・・ひっく・・・夜叉に、半分以上の仲間が卑怯な手で殺されたんじゃ・・・。そしてまた、今回も・・・。守るって言ったのに！絶対絶対守りぬくって約束したのに！なのに！・・・守れなかった・・・。また、大事なものを失った・・・。・・
自分が弱かったせいで！！・・・さっきも、我を見失ってしまっていた・・・。あのまま銀時が来なければ、わしは・・・ひっく・・・お主らをも殺してしまっていたかもしれん・・・。う、うぁああああああ！(超泣)」
すると沖田が泣いている要をやさしく抱きしめた。
沖「要は弱くなんかありやせん！！・・・要は十分強いでさぁ。剣の腕も心も体も、強いでさぁ。・・・人間はみんなそうでさぁ。からくりじゃありやせん。だから、感情がある。・・・要みたいな状況に立たされたら、皆、ああなりまさぁ。・・・何でも一人で抱え込まねえで下せぇ。かなめはわるくありやせん。」
要「そ、総悟ぉ・・・ひっく・・・。あり・・・がとう・・・ひっく(微泣＋うる目＋上目ずかい＋笑顔)」
沖「///ど、どういたしやして。//」
そうして話し終えた時だった。誰かが要の部屋に入ってきた。要は入ってきた人物を見て驚いた。
要「鷹！雅！みんなぁ！どうしてここに？」
鷹「ボスが倒れたってんで急いできたんだ！大丈夫だったか！」
要「あぁ。・・・無事で何よりだ！(微泣)」
雅「でも、換金所の中はめちゃめちゃだぜ？ところどころに血も飛び散ってるし。」
要「換金所なんて掃除して、直せばもとのようになるじゃろ。それよりもいな血のほうが大事じゃ！こればっかりは的のようにはならんからのぉ。」
そして要に笑顔が戻った。