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星野Side
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To:A
今日会って話がしたい。
俺はこのまま終わりたくないから。
もし良かったら、今日帰ってきてください。
家で待ってます。
―――――――――――
送信完了の文字がケータイに映る。
『あぁぁぁっ。』
ソファーに一人でうなだれる。
どんな話をするかなんて考えてもない。
けど、きっとAを目の前にしたらスラスラと言葉が出てくる自信はある。
言いたいことは山ほどあるから。
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(ｶﾞﾁｬｯ)
A「今日もオンコールだから話あるなら早くして」
久しぶりに見るAはまえみた時よりも痩せていた気がして
とても無愛想で顔色が悪い。
『…………』
A「早くって」
俺の前にたって若干睨んでくる
『……最初にひとつ言わせて。』
『不倫は誤解。』
A「だから？」
『えっ』
A「別にそんな事で怒ってないし」
『じゃあなんで怒って―
A「不倫がどうのこうのテレビで言ってるのに電話もメールもしてこないし」
A「ごめんの一言も無し??」
A「しかもなんで源が私に怒んなきゃいけないわけ？私なんかした？」
A「棚のものは落とすしものに当たるし」
A「なんで源が怒ってるわけ？」
A「自分も前は仕事仕事って私に構ってくれなかったくせに、私が仕事ばっかりしてるから怒ってるとか言わないよね？」
一方的に話し続けるAの目は
今までに見たことないくらい怖かった。
確かに、Aは何も悪くない。
俺がすぐ謝らなかったのが悪い。
『…………』
A「なんも言うことないの？」
『……ごめん』
A「謝って欲しいんじゃない」
『え？』
驚いているといきなり抱きついてくるA。
A「………不安だった」
A「また前みたいに大好きって言って…一緒にいて幸せって言って…お願い…」
『…大好き。愛してる。俺にはAしかいないから。』
そのまま泣き崩れるAは、
見たことないくらいに小さくて、今にも壊れてしまいそうだった。
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芦沢そら(プロフ) - ジゼルさん» 愛読ありがとうございますー！応援よろしくお願いしますっ(笑) (2016年12月29日 21時) (
レス) id: d755489be4 (このIDを非表示/違反報告)
ジゼル - （仮）の時にコメントさせていただいたものです。んん〜！もう最高すぎますよ。これからも応援しています。 (2016年12月29日 21時) (レス) id: 10fdbe1b03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芦沢そら | 作成日時：2016年12月29日 13時
