検索窓
今日:1 hit、昨日:22 hit、合計:4,489 hit

1-2 ページ3

仁藤先生のことを初めて知ったのは、入学式の日。






高校ってこんなに広いんだな〜って思いながら、

校内を歩いていたら、いつの間にかみんなと群れを離れてしまった。




「えっ、どうしよう…!このままじゃ入学式遅れちゃうのに…」





苑子、すこしだけ涙が出そうでした。

だって、憧れのこの高校に来てね、

友達をいっぱい作って、勉強も頑張って、恋なんかにも落ちちゃって。


いっぱい、いっぱい思い出を作ろうとしたのに。



最初からこんななんて、ついてなさすぎる。



そのときに、1つ、部屋の電気が着いている所を見つけたの。





「国語科準備室…?」





と。とりあえず、中に人はいないのかな…。


そんな気持ちで静かに扉を開いたら、







本を大事そうに抱えながら、椅子によりかかっている人がいたの。






どうやら、寝ているのかも。

少しだけ近づいてみると、長いまつ毛と石けんの香り。


ストレートな黒色の髪の毛は、春の光に照らされて少し青みがかっていて。

窓越しに見える桜と相まって、とっても絵になるの。





こんなの初めて。






私は、その瞬間から先生から目が離せなくなった。






それから間もなくして、先生は目を覚ました。

すごく驚いてたけれど、事情を話したら優しく入学式の会場まで案内してくれた。


でも私はもう、入学式なんかよりもそっちのけで、先生のことを考えちゃっていたんだ。

2-1 始まり→←1-1 期待



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:夢小説 , 名前変換 , 先生×生徒 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

限界大学生(プロフ) - 花町さん» そうですか。 (7月5日 13時) (レス) id: 1be9b5f034 (このIDを非表示/違反報告)
花町(プロフ) - 私、中学の時先生が好きで、好きで、えっと、完結悲しいです……… (7月5日 13時) (レス) @page6 id: 54a1316c3b (このIDを非表示/違反報告)
限界大学生(プロフ) - 花町さん» 高みを目指せ (6月20日 15時) (レス) id: d76feb8537 (このIDを非表示/違反報告)
花町(プロフ) - 限界大学生さん» そんなに怖いこといわないで( ;∀;) (6月20日 15時) (レス) id: 54a1316c3b (このIDを非表示/違反報告)
限界大学生(プロフ) - 絵文字使うなんて、文字書きの風上にも置けない。 (6月20日 15時) (レス) id: d76feb8537 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すぴ | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年6月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。