君の世界の端の秘密３【名前変換オリジナル】

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ある日のこと。









母「美海、あんた…14日はどうするの？」





「ん？14日？」



母「乙女の戦争…バレンタインデーよ」







何故か母は私の恋愛事情がとても気になるらしい。
そういえば御子柴くんと付き合っている事もまだ言っていなかった。





「そ、そういえばそうだね…作らないと」




母「それは誰に向けて！？！？♡」






目をキラキラ輝かせるお母さんに、私は諦めがついた。









「…御子柴くん、この前から付き合ってるの」







母「美海にも春が来たのね♡お母さん嬉しいわ〜！
それにまた恭くんと会えるんでしょ！」


「お母さん本当に気に入っちゃったね笑」


母「だってあんなに素直で可愛いんだもの♡」









バレンタインか、今まで意識したこともなかった。

御子柴くんはどんなチョコレートが好きなのかな？
私は…それ以前にお菓子作りが上手くできるのか



そんな思いを抱きながら、私は本屋さんに行って
レシピをさがしに行こうと思った。









――――――本屋にて








店員「いらっしゃいー」




ええっと…料理本はこっちのコーナーだよね




初めての彼氏、初めての本命チョコ

せっかくだからちゃんとしたやつを作りたい…！









んん〜、どれがいいんだろう。






あ、これ良さそう！「彼が喜ぶ本命チョコレシピ20選！」







私がその本に手を伸ばした瞬間
本の上に手と手が重なった。









「…え？」









七橋「え？上城さん！？」


そこに居たのはクラスメイトの七橋さんだった。

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