99 ページ49
涙で視界が滲む。
感じるのはただ…馬鹿みたいに冷たい風と
心に空いた穴
――――ドンッ
「…っ!」
健人「すみませ……って美海?」
泣いてるところ…見られたくない。
でも健人くんの声を聞いたら急に心が安心した
「…グスッ…健人くん」
健人「美海!?!?どうした!どこか痛いのか!?」
「いた…い」
健人「どこが痛いんだ!!」
「…胸が痛い」
ずっとズキズキしてる。
なんだか心臓が無いみたいだ。
ストーンとそこに落ちて、何も感じないのに
ただただこの悲しみは雪のように積もっていく。
私はさっき見た事を全部健人くんに話してしまった。
健人「…そんな、御子柴が」
「…」
健人「美海は…御子柴が大事なんだ?」
大事だなんて、本当は認めたくない……
でも、いつだって
――――『美海ちゃん♡』
『お昼、一緒に食べようよ!』
『君だけ…信じてるよ』
「いつだって私を信じてくれたのは、御子柴くんなの…」
健人「そっか…」
涙ぐむ私に、健人くんはハンカチを渡してくれた。
健人「ねぇ、美海」
「…なに?」
健人「12月25日、クリスマスの日」
この目が眩むような眩しい世界で
私と君はまた互いを信じ合えるか…
運命を変えてくれるのは、誰か
私はまだ…何も分かっていない。
健人「俺と、デートして欲しい。」
世界の裏側で…何が巻き起こっているのか。
私はこれから、紐解いていく。
たった1人の君の世界を…
•*¨*•.¸¸*・゚꙳続
111人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ステラ(プロフ) - えもう私かなりの変態なので、セピさん最大のその展開!!めちゃくちゃ最高ですありがとうございます!!!!セピさんの小説が大好きだぁァァァァ (2021年10月11日 22時) (レス) @page50 id: 17229361f2 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続編待ってます!最大にえっtなの最高っす!!早く続きが見たくて待ち遠しいです! (2021年9月26日 16時) (レス) id: ca602b2456 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち(プロフ) - えっtですか……めちゃくちゃ好きなのでたくさんぶっ込んでください(ド変態) 続編おめでとうございます!!!!そして蘭奈2回ぐらい人生やり直した方がいいと思う!!うん!!() (2021年9月26日 13時) (レス) @page50 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち(プロフ) - 作者様の起承転結の『転』の部分書くのが本当に上手で大好きです…!蘭奈との関係はどうなるんだろう… (2021年9月15日 23時) (レス) id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち(プロフ) - お母さん((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア (2021年9月5日 15時) (レス) id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2021年8月31日 0時