君の世界の端の秘密【名前変換オリジナル】

34・過去編 ページ34

夢を見た…。








ちょうど、半年前の…









蘭奈『美海〜！部活始まるよ』



『蘭奈…』



蘭奈『ほら！早く早く！』








私は…音楽が大好きだった。
歌うのが好きで、もっと歌を歌いたくて
もっと私の歌をみんなに聞いて欲しかったの



だから私は声楽部に所属していた。







蘭奈『ぼーっとしてる？』

『い、いや…』



蘭奈『しっかりしてよー！美海は部長なんだから！』


『そうだよね』









蘭奈は前の高校の親友
同じ声楽部で、部長の私よりも全然しっかりしている









『ん〜、ここのソロは竹之内さんに任せて、あとのメンバーは顧問との相談かなぁ』


蘭奈『美海がソロでも良かったんじゃない？』


『いや、それは流石に難しいかな』








コンクールが近くなっていて
部員が多い声楽部では
そろそろ選抜メンバーを決めなくてはいけなかった。




そのメンバーを決めるのは顧問と部長の私

みんなの努力を背負っている。
しっかり決めなくちゃいけない









そんなある日だった。









『………以上が選抜メンバーです。』









選抜メンバーが決定した。







――――――――――――過去編・続

35・過去編→←33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す