【刀剣乱舞】排球部マネージャー(男)、審神者やってます【HQ】

えっですよ ページ26

加州side



あ「うわああぁああ！？」


加州「！？(Aの声にびびる)」


安定「え、何！？(Aの声にびびる)」




いきなり電気が消えてｶﾞｼｨｯ！！と背中にしがみついてきた主


だいたいホラー映画みようとかいってきたの主なのに一番怖がってたからねちょくちょく目瞑ってたの見てたからね




加州「あ、主！暑苦しいって！！」



無理矢理ひきはがそうとしたらむしろもっとぎゅうぎゅうにしがみついてくる

あ、まじで苦しい



っていうかこの停電って、主が動揺しすぎて放った神気が本丸に影響してるんだと思うんだが



安定「いったん落ち着いて！！主がそんなんじゃ電気どころか本丸崩壊するよ！！」




え、いやそこまで影響したらやばいだろ。今までのいたずらとかやばいじゃん、驚かしたとたん本丸崩壊じゃん



安定「あーもう、ブレーカー見てくるから待ってて！」



頼れる男！！的な言葉をはいて全力で部屋から出ていく安定。


…いやちょっと待て。




加州「ここブレーカーとかあったっけ！？ないよね！？！？ちょ、安定ｱｱｱ！！！」




大声で叫んだが、安定の足音はだんだん聞こえなくなっていった


あいつ逃げたよな完全に。いや、映画怖かったけどさ、怖いのわかるけどさ、せめてコレ(主)どうにかしてけよ





加州「…はぁ。ほら主、俺らも広間の方行こ、みんないるから」



…無視。


どんだけだよ、そんなに怖かったのかよ。…怖かったけど！！



加州「先行っちゃうよー、いいのー？」



無理矢理やっても効果はないと思い、優しく呼び掛ける


主に頼られるのは嬉しいがこの状況は違うと思う。なんか違うと思う！！




あ「ま、まって」



小さく呟かれた声は震えている。


え、ちょ、泣いてる？？



いい年してどんだけびびってるんだか。…あれ、まだ16とか言ってたか。全然年下だった


とりあえず暗かったので障子をあけると、月明かりが部屋を照らし家具がうっすら見えるくらいには明るくなった




加州「おお、けっこう見える。」



主がやっと腰から離れ、もう大丈夫だろうと後ろをふりかえる




加州「ほら、もう大丈夫だから行……」



ふわ、っと生暖かい風が入ってきて、今まで何をしても取れなかった主の顔の紙が一瞬うく







あ「…っ！！」


加州「…!」




目が、合った

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