編集長が恋に落ちた場合【セカロマ】 (ページ4)

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第4話ページ4

Aside

あ「ただいまー・・・」

言ったところで一人暮らしだ

誰かの返事があるわけではないが、いつも言っている

ガサッとAと足元に複数のハガキが落ちてきた

なんでこんなに勧誘のハガキばっかなんだろう、、

複数の手紙の中に封筒に入ったものが１つ紛れていた

二階の自室へ行き、ベッドに座り手紙を開ける

あ「え？・・・嘘でしょ？ほんと？ほんとに・・・？えっ、ええぇぇ！！？？」

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その頃、美咲の家では・・・

美「わーーー！！！すげーーーっっ！伊集院先生のサイン会抽選券当たったーーー！！！どどどどうしよう。嬉しすぎてリンゴ型のウサギがうまくむけない・・・」

秋「むくな、コワイ」

秋彦は美咲のチケットを手に取った

秋「福岡？お前旅費ないだろう」

美「御心配なく。誰かさんと違って俺は節約してますから貯金位ありますー。日帰りでいけば楽勝」

秋「・・・」

美「あっそうだ！Aにメールしよ！」

秋「誰だ」

美「今日あったザ☆漢好きの友達だよ。あと、もう一人いたんだけど名前聞いてないんだよ。あー名前聞いとけばよかった！！」

秋「お前な–––––––––」

場所は戻りAの家

あ「キャーー！当たったよー！どうしよーっ」

メールの着信音がなった

あ「メールだっ！誰だろー！」

嬉しすぎて自然と口から言葉が出る

はたから見ればただの独り言を言っている変人だ

美『Aー！！ザ☆漢のサイン会抽選券当たった！！やばい、めっちゃ嬉しい！！」

美咲も当たったんだ！！

あ『本当！？美咲も？！私も当たったんだ！え、ほんとにすごくない！？めっちゃ楽しみっ！！！』

美『え？え？Aも！？やった～！！一緒に福岡行けたらいいのに！』

あ『いいよ！一緒に行こうよ！福岡！美咲がいいなら』

美『全然いいよ！むしろ安心！俺こういうの一回も行ったことないからさ・・・じゃあ予定は今度決めよう！』

あ『了解！』

誰かと一緒にサイン会行くの初めてだ

ドキドキと胸が高鳴る

また着信音がなった

あ「美咲かな？」

？『いい加減出てこい！さっさと終わらせれば済む話だろ！』

画面に表示された名前とメッセージを見た瞬間、Aの顔は笑顔から一変して無表情となった