93. ページ43
突然の電話
「…透也くん？」
透也『もしもし、先輩いま平気ですか？』
「う、うん」
どうしたんだろう…
晴人「…」
透也『俺のバイト先の人で芸術大学の学生さんがいて…先輩さえ良かったら話だけでも聞いてみませんか？』
芸術大学って…めちゃくちゃレベル高いところじゃない
「…わ、私が？」
透也『やっぱり、絵を描くことを諦めるなんて先輩らしくないですよ』
「そう…かな」
透也『とにかく！良い返事を待ってますんで』
「わ、わかったよ」
私はそこまで自信が無い。
自分自身にも、大好きな絵にも
私の世界観を見られる事がまだ少しだけ恥ずかしい
そう思いながら電話を切った。
------------------------ﾋﾟﾛﾝ
「す、すみません高梨く…」
晴人「透也って文化祭の時に会った後輩でしょ？」
「はい、そうです…」
どうしたんだろう、なんか様子が…
晴人「いーじゃん、ああいう誠実そうなやつ」
「はい……？」
な、何言って…
晴人「お似合いだと思う」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ドクン…
え、どういうこと…？
もしかして私と透也くんが付き合ってると思ってる？
「そ、そんなこと！」
晴人「…」
どうしよう、頭が回らない…！
「高梨く…」
晴人「なんでだろうな」
「…え？」
誰もいない図書室で2人きり
そばにいられるこの瞬間だけは、君の世界にいられると思っていた。
分からない
君が分からないの…
君の世界の中で、私はどう映っているんだろう
晴人「なんで…こんな気持ちになるんだろうな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月 - 誤字すみません。。。！ (2月17日 21時) (
レス) id: f463e6be2d (このIDを非表示/違反報告)
月 - セピカさあああアン！下の方に同じく久しぶりに占ツク来たら、瀬ピカさんがたくさん新作出してて、めちゃくちゃうれしいです！！続きを楽しみにしています！ (2月17日 21時) (レス) id: f463e6be2d (このIDを非表示/違反報告)
むめい - 久しぶりに占ツク来てみたら神作品に出会った…と思ったら何年か前に見た生意気な、唇の作者様では！！？あの作品ほんと好きなんですよ……あれの続きとかあの系統の作品みたい…！年下ドSくん大好物で(いつでもいいので続きなどなど、見れるの楽しみにしてます…！（殴 (1月2日 23時) (レス) id: 6ddc78171e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セピ力
| 作成日時：2023年11月12日 0時
