第８１話「ほっとけない」 ページ40
円堂の言葉に顔を少し下げる飛鷹
もしかして知られたくなかった事…?
下を俯く飛鷹の顏は少々複雑そうだった
円堂「それで響木監督は俺とAに…」
飛鷹「響木さんは来ないんですね」
円堂「ぇ?」
飛鷹「俺は響木さんとじゃなきゃ、特訓しません」
そう言って先ほど蹴っていたサッカーボールを拾いあげると、その場を去ろうとする飛鷹
円堂「ちょ、まてよ飛鷹…!」
円堂は止めようと飛鷹の肩を掴むが
「余計なことはしないでください」と、その手を払われてしまった
貴女「円堂、いいの?このままで」
合宿までの帰りの道のりにある信号で、何か納得してなさそうな円堂の様子を見兼ねそう告げる
円堂「…よし、行こうA!」
貴女「そう来なくっちゃね」
悩んでいた円堂だが、私の言葉に覚悟を決めたのか飛鷹の所に再び向かう事に。
色々探し回っているとやっと飛鷹を発見
彼がいたのは河川敷、リフティングの練習をしている
けど、上手くいっていないようでボールは違う方向へ飛んで行ってしまった
飛鷹「ｸｿｯ こんなボール一つ、なんで思い通りにいかないんだ…ｯ」
貴女「!!」
思い通り、ねぇ…
≪うぅーーーｯ≫
≪A、何をそんなに唸っている≫
≪風介ー!ねぇどうやったらリフティングって出来るの?!ずーと、ずーっと練習してるのに全然うまくできないの!!≫
≪それならボールを友達だと思ってみればいい≫
≪友…達…?≫
≪そうだ、そうすれば＿＿＿＿＿≫
≪!!!≫
あの時の私はまだサッカーを始めたばかりで、晴矢との勝負に負けたくなくてリフティングの練習をしていたけど
結局上手くできなくて、今の飛鷹みたいになってた時もあったな…
だから今の飛鷹の気持ちが少しわかる
貴女「そんなに荒々しいキックじゃ、ボールも嫌がるわ」
飛鷹「!!」
転がってきたボールを拾って飛鷹の所に向かうと、罰が悪そうな顔をし、「俺の事はほっといてください」とそう言ってきた
しかしそう言われて引き下がる私と円堂じゃ、ない。
円堂「いいや、ほっとけない」
貴女「貴方をほっとくなんて、出来ないよ」
キミは本当に初心者だったんだね
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マナ - 倉狩莉緒菜さん» 質問よろしいでしょうか？ (2021年6月3日 21時) (
レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
縷々 - はーい！倉狩さんのペースで頑張ってください^^* (2017年2月13日 1時) (レス) id: 1d7eee6f57 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 藍砂糖さん» コメありがとうございます！愛読させてもらっているなんてとても光栄です！！ありがとうございます、そんな是非是非影ではなく表に来てください((( (2017年2月12日 11時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 縷々さん» ありがとうございます！今少しバタバタしているのでなるべく早く続編作れるようにしますね！(＞＜) (2017年2月12日 11時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
藍砂糖(プロフ) - いつも愛読してます！忙しいと思いますが自分のペースで更新頑張ってください！影ながら応援してます♪ (2017年2月12日 8時) (レス) id: dec6b5ab4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時：2016年12月30日 18時
