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『これ美味しいよ、うめたやもどうぞ』
「ん、ありがと。…あ、ほんとだ、美味い」
なんでもない会話。
食べ終わって美味しかったね!と話すA。
その時、店内の電気が消える。
厨房から運ばれてきた大きなケーキ。
そのウエイターさんはこちらに向かってきて、テーブルにケーキを置く。
「A、お誕生日おめでとう。」
蝋燭の炎だけが灯すAの幸せそうな顔。
『あ、ありがとう……』
暗くてわかりづらい、でもその目には涙が光っている。
蝋燭の炎を消して店内の電気がつく。
大きくて、綺麗なショートケーキ。
幸せそうな表情の彼女の目の前にそっと、小さな箱を差し出す。
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作者名:れもん | 作成日時:2021年3月12日 21時