入学 ページ2
〜夏輝SIDE〜
夢ノ咲学院。
俺の父さんと母さんが卒業した学校。
そして、アイドル科に特化した学校。
俺もそこに入学することになった。
父さんのスパルタ教育で合格することができた。
父さんはやると言ったら容赦ない。
マジで怖かった。
合格したら合格したで死ぬ気で喜ぶし、流石俺の息子だ、と言い始めるし。
一瞬親馬鹿ではないかと思ったくらいだ。
でもそんなことがあって、この学院に入学することができた。
父さんにも、母さんにも礼を言わなくてはいけない。
「母さん、行ってきます」
「行ってらっしゃい。気を付けていくのよ〜」
入学式の日。
母さんの言葉と共に家を出た。
学院から家まではかなり近いので、俺は歩いていくことができる。
近いっていいものだ。
そんなに苦労しない。
そんなことを考えながら歩いていると学校についた。
「よろしくな〜。俺、星野誠。お前、なんて名前？」
講堂で学長の長い話を聞いた後、それぞれの教室に帰った時、隣の席になった人物に話しかけられた。
「蓮巳夏輝。よろしく」
少しだけ笑いながら返した。
すると彼はマジで！？と言い、俺を見つめた。
「お前、蓮巳って。…紅月の蓮巳さんと何か関係あるってこと？」
「紅月の蓮巳さん？父さんのこと？」
「え、父親か！？すごくね？すげー縁だな！俺、憧れなんだよ、蓮巳さん」
憧れ…。あの父さんに？
「家じゃ、どんな人なんだ？すごくカッコいいって人気じゃんか」
「ああ、家…？うーん…。母さんのこと、大好きなんだ。毎日愛してるって言ってるんだよ…」
「いいねぇ、妻大好き。奥さん、大事にしてるってことでしょ？」
「まあね」
確かに父さんは母さんを大事にしているとは思うけど、何で父さんの話になっているんだ？
「まあ、よろしく〜。俺のことは何でも呼んで」
「俺のこともなんでも呼んで」
「うーん、じゃあ、夏輝。夏輝って呼んでいいか？」
「ああ、全然構わない。俺も誠って呼んでいい？」
「俺もＯＫ！」
星野誠。
夢ノ咲学院でつくった、初めての友達。
これからの俺の親友にもなる人物だ。
＊＊＊＊＊＊
お久しぶりです
４、始まりました
夏輝の物語です！
友達も出して、ユニットを作ろうかな、みたいなことを考えております
更新はとても遅いです
いろいろ考えないといけないので…汗
でも、できるだけ頑張っていきたいと思います
…そんなこんなで４もよろしくお願いします！
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なつ(プロフ) - 琳さん» そう仰っていただいてうれしく思います！コメントありがとうございます！ (2020年9月12日 7時) (
レス) id: ac5ebdda5f (このIDを非表示/違反報告)
琳(プロフ) - とても面白かったです！毎日、この作品が更新されてないか確かめるのが楽しみで…！最後は無事、完結してくれていて、本当に読んでいて楽しかったです！ありがとうございました！ (2020年9月12日 6時) (レス) id: 57ed80866a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2020年7月24日 18時
