《声優ですよ》2 (ページ8)

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今日は天気悪いなぁ、
気分まで落ち込む。

朝から生憎の雨

結構な勢いで降っている

事務所での用を終え、いざ帰ろうとした時

ゴロゴロっと雷が鳴り響く

もう最悪じゃーん。

そこに尋ね人が1人

中島「あ、A、ねぇ、神尾さん見てない？」

困り顔のヨシキくん

A 「神尾さん？いや、見てないけど、、」

中島「そっか、、どこ行ったんだろ、」

A 「一緒に探そうか？」

中島「いや、いいよ、帰る所でしょ？傘握りしめて」

A 「あー、そうなんだけど、雷鳴ってるし、もう少ししてから帰ろうかな～って」

中島「なに、雷怖い感じ？」

A 「そうなんですよ～と言いたい所ですが残念、そんなにヤワじゃないんです。」

中島「だよね～(笑)」

軽く悪態ついてくる

A 「もー、、あ、そうだ！ヨシキくん！誕生日おめでとう！」

傘を閉じる

中島「え、めっちゃ急に！？LINEくれたから別に言わなくて良いのに」

A 「面と向かって言いたいじゃん！おめでとう！27歳！」

中島「ああ、ありがとう(笑)」

照れたように笑う

A 「ん？あれ！駒ちゃんだ！駒ちゃん！」

ダダダッと勢い良く駆け寄る

駒田「うおぅ！A～、びっくりするじゃん！」

ぎゅーとハグ

あ"ーパワーが漲る

神尾「ほんと駒ちゃん好きだね」

中島「神尾さん！探してたんですよ？」

神尾「コレに捕まってた」

と駒ちゃんを指差す

中島「、、てかそろそろ離れな」

ベリっと剥がされる

中島「そんなにハグしたかったら俺と。」

ん。と両手を広げどうぞと言わんばかり

A 「いーや、駒ちゃんがいいの。」

と言うとぎゅっと駒ちゃんからハグしてきた

駒田「だってさー(笑)やったぜ！」

中島「だぁー！！もうダメダメ！ダメ！」

再び剥がされる

なんなのよー。

ーー

中島「、、ずるい。」

神尾さんと合流し、会議室へ

打ち合わせも終わり1人になり、思いを馳せる

駒ちゃん駒ちゃんばっかり。ずるい。

俺もいっぱい名前呼んで欲しいし、

抱き締めたいし、、

神尾「若いねぇ。」

中島「びっ！くりした。。」

出ていったはずの神尾さんが現れる

神尾「思いっきり声に出てたよ？」

中島「、、まじですか。」

最悪だ

神尾「Aは魔性の女だね(笑)」

、、そうかも

ひとつひとつの行動で一喜一憂

いつの間にか魅了させる

俺は魅了された羊ってとこ？

あぁ、、羊が何匹いるのやら。

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