《声優ですよ》2 (ページ7)

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《江口side》

あの週刊誌から少し経ち、落ち着いた頃

鈴村「えぐ、この前Aが風邪のとき世話かけたな」

江口「いえいえ」

鈴村「、、一応聞くけど、、何もなかったよな？」

どきり。

江口「勿論ですよ！なんにも！なんにもない！」

おでこにキスしただけ。。

鈴村「、、そうか。なら良い！！良かったー。アイツホンマ無防備やから、男を家に上げるなんて心配やったんよ。まぁ、相手はえぐだし？大丈夫だろうとは思ったけどな～、一応な！」

江口「あはは、そうですよ～何もしないですって～俺～」

目が泳がないよう鈴村さんを見つめながら言う

鈴村「なんかしてたらAが言ってくるはずやからな！、、、まぁ、Aの知らん間にしてたら言いには来んのんやけど、、」

どきーーー！！！

なに！？バレてる！？

汗。汗。

西山「さすがにそれは無いですよね～」

宏太朗がササッと後ろから言う

江口「さすがにな！それはヤバい奴じゃん！」

目が泳ぎ始める

鈴村「、、ま、今日はこの辺で。Aにはもっと危機感を持ってもらわなアカンな。」

去っていく

、、、あんまり追求されなくて良かった。

にゅっと宏太朗が顔を覗かせる

西山「パイセン、今のどういう事ですかー？Aが風邪の時、家に行ったんですか？」

ジリジリと詰め寄ってくる

江口「、、なに、、？」

西山「確かあの時、

ーー

西山「A風邪引いたんですって、聞きました？」

江口「うん」

西山「僕お見舞行こうかな～」

江口「わざわざ？」

西山「ダメですか？きっとひとりぼっちで寂しいですよ」

江口「風邪くらいどうってことないでしょ。行かなくていいいい。宏太朗夜まで仕事なんでしょ？連絡だけしとけばいいって～」

西山「そうなんですよね～、夜までじゃなかったら行ってたんですけどね～、、じゃあ僕行かないんで、江口さんも行かないで下さいよ」

江口「わかったわかった。」

ーー

西山「って言ってたじゃないですかー！」

ジト目で見る宏太朗

江口「、、言ったっけ？そんなこと。」

はぐらかす俺

西山「、、確信犯ですね。家に上がって、Aになんかしたんじゃないですか、、？」

江口「俺は、ご飯作ってあげて、薬飲ませて、寝させただけ！」

間違ってはないよな

西山「あやしーい。」

鈴村さんに続いて宏太朗まで、、
勘弁してくれー。

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