《声優ですよ》2 (ページ47)

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石川「雄馬くん、夜中に外出た？」

朝食も済み、ロビーで姉さんたちを待っていると、界人くんが思い出したかのように呟く

雄馬「、、え？」

石川「いや夜中に目が覚めたら隣に居なかったからさぁ。どうしてたの？」

雄馬「いや、別に何も。。」

とあさっての方向へ目を向ける

石川「怪しいな～、、、どこかの誰かにナンパでもされたとか？」

雄馬「違うよ(笑)」

真礼「おまたせ～」

A「おはよ～う」

石川「姉さん！大変です！！」

真礼「え？なに？」

石川「雄馬くんが昨日の夜中に部屋を抜け出してどこかに行ってたらしいです！」

雄馬「言うなよー！」

石川「理由を聞いてもはぐらかすんです！これは怪しいです！！」

真礼「それは、、怪しいなぁ～、、、」

二人がジリジリと詰め寄る

A「二人とも盛り上がってるとこごめん。それ私が呼び出したの。」

ええ！！と二人の声が響く

真礼「なんでAが？しかも夜中に？」

A「誕生日プレゼント渡してないの思い出して、渡したの！」

石川「わざわざ夜中に？今日の朝でも良かったんじゃ？」

A「そう言ったんだけど、雄馬くんが今欲しいって言うから」

雄馬「、、、、」

ニヤニヤとした二人が更に詰め寄る

真礼「へぇ～、、夜中に二人きりでねぇ～。」

石川「わざわざ今欲しいって言ってねぇ～。」

A「ライトアップ綺麗だったし、足湯も気持ち良かったよね！」

最後の一撃がAの口から放たれた。

真礼「ライトアップ見ながら足湯？」

石川「どっちが誘ったの？」

A「雄馬くんがせっかくだし行きたいって！」

何でも話してしまうAにさらに追い討ちをかけられた

真礼「ふぅ～ん、、やるじゃん(笑)」

石川「さすが雄馬くん。ここぞとばかりに甘えたね！」

界人くんがはっ！とする

石川「ていうか大丈夫だった？何もされてない？」

雄馬「いや、どういう意味！？」

真礼「さすがにそこまでの度胸なんてないでしょ(笑)」

雄馬「ぐぬ、、、」

A「？」

真礼「あー、休みが終わっちゃうのやだなー。」

A「ほんとだよねー。」

真礼「また来ようね、今度は二人で！」

石川「そしたら雄馬くんがいじけちゃうよ」

真礼「えー、ダメなの？雄馬～」

雄馬「、、、ダメ。」

真礼「ケチー！」

A「コソッと二人で行こう。コソッと。」

雄馬「聞こえてるよ！」

ーー