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。
A 「っ、、重い、、」
酔っ払い壮馬に肩を貸す
部屋まで連れていき、ベッドへ放り投げる
壮馬 「、んぅ」
とりあえず置いてキッチンへ走る
ミネラルウォーターを取り出し壮馬の元へ
横たわり うーうー と唸っている
A 「苦しい？大丈夫？」
壮馬がスクッと身体を起こす
壮馬 「、、Tシャツ、取って、、」
目は閉じたまま、指さす方向に大きめのシャツ
はい、と渡すとササッと着替えた
A 「水飲む？」
目の前にペットボトルを差し出すも
見ずにブンブンと首を横に振る
A 「そうですか」
壮馬 「、、ん。」
ポンポンっと自分の隣へ座れとベッドを叩く
A 「はいはい」
隣へ座る
俯き加減の壮馬
壮馬 「、、ふふっ」
A 「ちょっとー、大丈夫？」
、、不気味なんですけど。
軽く覗き込む
ずっと閉じていた目が開き、やっと目が合う
壮馬 「A、、」
吐息混じりに名前を呼ぶ
壮馬の両手が顔へ近付き
ぎゅむ
A 「、、ちょっと、、何すんのよ」
マジトーンで言うもにへら顔の壮馬
A 「もー離してよー。」
壮馬 「だめー」
バサッと断られる
そこからほんの一瞬の出来事だったと思う
体感時間は長かった
ゆっくりと顔が近づき
唇がふれ
息が止まる
(、、、なに、、、？)
唇が離れた
思考も身体も停止する
(は？いや、、え？)
、、そうか、酔っ払ってるし、誰かと間違えたのかな？
あははー、まったくキス魔なんだから、、
壮馬 「、、A」
いや、名前呼んでる。
と、再び近付く唇
は！？
いやもう無理！心臓死ぬ！動け身体！
思いとは裏腹に微動だにしない身体
重なる唇
んーと小さく声を出す壮馬
いや可愛いかよっ！
って違くて！
いい加減に、、、しろっ！！
身体が動き壮馬を突き飛ばす
A 「壮馬何すんの！！」
壮馬は枕を抱えながらこちらを見上げ
壮馬 「へへっ、奪っちゃった、」
と照れながらVサイン
いや奪っちゃったじゃねぇー！！(口悪い)
それから壮馬は寝てしまい
私はどうやって家に帰ったかも分からないほどの放心状態
、、、、、、。
色んな感情が駆け巡る
あーー、、次からどんな顔すればいいの
どうしたらいいの？
幼なじみという関係が、バラバラと崩れ落ちる
A 「、、、、、。」
、、どうしよう。
。
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作者名：ki | 作成日時：2020年6月22日 20時
