素直に嬉しい* ページ36
起きると外はもう真っ暗だった。
A「うわ、ぐっすり寝ちゃった…って、もう20時！？」
軽く5時間は寝てた。こんなにぐっすり寝たの久しぶりかも…
不安だったことが成功して、安心したのかな？
携帯を見てみるとかなりの数の通知が。
しかもその差出人はほとんど…
A「ほぼ梶くん…！？」
私から返信が返ってこないのがすごく心配だったらしい。
通知の数は１００件を超えていて、正直かなりびびった←
一つ一つ読んでいると、途中問題のある内容を見つけた
A「はぁ！？今から家行くとか来てるんですけど！！」
しかも来ていたのは17時
A「…まさか、来ててももう帰ってるよね…」
そう思いつつもなんだか変な予感がして、着替えてから１階の受付に行ってみた。
A「やっぱ、もう帰ったのか」
受付の辺りや階段のとこ探してみたけど、梶くんの姿は見当たらない。
なんでちょっとがっかりしてるんだ私。
受付「あっ、Aちゃん誰か探してるの？」
A「はい、男の人なんですけど…」
受付「あれ、さっき来てたよ〜、って言っても結構前だし、私が注意しちゃったからすぐに外出ちゃったけど…」
A「外…ですか、ありがとうございます」
まさかね、外にいるわけ。
さすがに今は夏の終わりであったかいって言っても夜は冷えるしね。
そう思いながらも急ぎ足で外に出た。
A「梶くーん！いますかー？」
梶「…A？」
A「梶くんいたの！？」
梶くんは入口から少し離れたところにしゃがみ込んでいた。
駆け寄ると、服装はかなり薄着だった。
梶「A…っ」
A「とりあえず立って…って梶くん！？」
梶くんは私がしゃがんで手を差し出すと、手をつかんでそのまま私の方に倒れこんでしまった。
体は冷えているはずなのに、かなり熱い。表情も息遣いもどこか苦しそうだった。
A「えっ、熱あるの！？ちょ、とりあえず私の部屋に…！」
受付のおばさんに手伝ってもらって梶くんを私の部屋に運び込んだ。
部屋に入って、とりあえずベッドに寝てもらってから熱を測ると、かなりの高熱だった。
A「38.2度もあるじゃん！！」
とりあえず、冷えピタを貼って、布団をかけて…これくらいしかできないのがもどかしい。
でも、しばらくすると、落ち着き気持ちよさそうにスヤスヤと眠っていた。
A「よかったぁ…」
でも、なんで梶くんは私なんかのためにここまでしてくれるんだろう？
すっごいいい人なんだなぁ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
Love Stories ２【声優 甘】
貴「紘！！違う女のところに行かないでね！！」下「行くわけがないだろ！だって俺... 【声優】神谷「ST☆RISH！！絶対に(名前)取るなよ…」S「えぇ…」神谷「(名前)は、俺...もっと見る
「声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ことにゃw - 監督の名前って鈴sと谷山sと裕貴kと信長k入れてます？なんか分かりましたww (2015年1月8日 18時) (
レス) id: 9d56a6b083 (このIDを非表示/違反報告)
紘裕 - すごく、面白いです！ (2014年12月24日 23時) (レス) id: b578dd069e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：憂鎖
| 作成日時：2014年9月25日 21時
